ゴルフ用品を安く購入する方法はこちら

M4ドライバー(2021)の試打評価・スペック・選び方

【PR】

今回は2021年にリニューアルして戻ってきた、グローバルスペックのM4ドライバーを紹介していきます。

M4シリーズは2018年2月に発売されたモデルで、2022年現在でも人気のシリーズです。

試打結果からも、最新モデルと比べて大きく劣るところもなく、安定して使いやすいドライバーとなっています。

結論、初心者~中級者向けで、コストパフォーマンス、性能が高く満足できるドライバーです。

2021年モデルは標準シャフト(Fujikura Atmos Red 5)のみの発売ですが、アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(38m/s~43m/s)に合うように作られてます。

M4ドライバーのスペック・試打・評価結果を見て参考にしてみてください。

<M4ドライバーの評価>

おすすめ度
 (4.5)
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
Fujikura
Atmos Red 5
メリット
  • コストパフォーマンスが高くすべての性能が高い
  • 狙った方向に構えやすい
  • 直進性が高い球を打てる
デメリット
  • 最新モデルと比べると飛距離性能は劣る
  • カスタムシャフトが用意されていない

M4ドライバー(2021)のスペック

詳細情報

Fujikura
Atmos Red 5
ヘッド体積(㎤<㏄>)460
ライ角(°)56
ロフト角(°)9/10.5
長さ(インチ)45.75
フレックスS/R
クラブ重量(g)307/302
シャフト重量(g)55/54
トルク4.4/4.5
バランスD3
キックポイント
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
Fujikura
Atmos Red 5

ロフトは9度、10.5度が用意されており、カチャカチャ機能を使うことでロフト角が±2°、ライ角が+4°、フェース角が±4°変更可能です。

下記はM6ドライバーのカチャカチャですがM4ドライバーも同じ仕様となっています。

シャフトはFujikura Atmos Red 5が用意されており、グリップはGolf Pride DualFeelが標準搭載です。

テクノロジー

ジオコースティックテクノロジー

高度なソール成形技術にてソール形状を凹型にすることで、容積を確保してスイートスポットを広げる技術を搭載。

ハンマーヘッド

フェース側のソール部分に、スピードポケットとは異なる溝を設けて2本のリブを配置することで、ボール初速の向上

、フェース反発力アップ、スイートスポットを広くしている。

ツイストフェース

ドライバーショットの打点傾向に合わせてフェースを捻じることで球の曲がりを低減。

M4ドライバー(2021)の選び方

ロフト角の選び方

ドライバーの標準ロフト角は9度、10.5度が一般的です。

ロフト角9度10.5度
バックスピン量少ない多い
サイドスピン量多い少ない
弾道低い高い
つかまり悪い良い
適正HS速い普通・遅い

9度と10.5度のロフト角の違いによるメリット・デメリットは以下となります。

<ロフト角9度>

メリット
  • バックスピン量が少ない
  • 低弾道
  • 左方向へのミスに強い
デメリット
  • サイドスピンが多くなり曲がり幅が大きくなる
  • つかまりが悪い
  • ヘッドスピードが速くないと球が上がらない

ロフト9度は、ある程度ヘッドスピードがないと使いこなすことは難しいです。

<ロフト角10.5度>

メリット
  • つかまりが良い
  • バックスピン量が多くなりサイトスピン量が減る
  • 左右の曲がり幅が減る
  • 高弾道
  • 右方向へのミスに強い
デメリット
  • ヘッドスピードが速いとバックスピン量が増え球が吹き上がる

ロフト角が大きいほどつかまりが良くやさしいので、初心者の方やヘッドスピードが平均値(38m/s~43m/s)の方には10.5度がおすすめです。

力が強くヘッドスピードも速い方が10.5度を打つと球が吹き上がる可能性があるので、自身の弾道に応じて9度を試してみてください。

ヘッドスピード別で分けると以下になります。

HSロフト角
45m/s~9度~10.5度
40m/s~45m/s10.5度~11.5度
35m/s~40m/s11.5度~13度
~35m/s13度~15度

現在のドライバーはカチャカチャでロフト角・ライ角等を調整できるドライバーがほとんどなので、まずは10.5度を試して調整していくのがおすすめです。

クラブ重量の選び方

ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。

シャフト重量の基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

推奨HSドライバーFWUTアイアンウェッジ
~35m/s40g~40g~50g60g~75g~75g~85g
35m/s~45g~45g~50g65g~80g~80g~90g
40m/s~50g~50g~60g70g~90g~90g~100g
45m/s~60g~60g~70g80g~100g~100g~110g
50m/s~70g~70g~80g90g~110g~110g~120g

ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。

M4ドライバーのシャフトで選ぶと以下になります。

シャフト硬さ重量対象HS
Fujikura
Atmos Red 5
S/R50g台35m/s
~44m/s

クラブの硬さの選び方

クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。

  • HS35m/s~:シャフト重量45gに近いシャフトの硬さ
  • HS40m/s~:シャフト重量50gに近いシャフトの硬さ
  • HS45m/s~:シャフト重量60gに近いシャフトの硬さ

まずはカタログスペックのシャフト重量を確認して、シャフトの硬さを選ぶのがおすすめです。

自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。

M4ドライバーのシャフトで選ぶと以下になります。

HSシャフト硬さ重量
35m/s~Fujikura
Atmos Red 5
R54g
40m/s~Fujikura
Atmos Red 5
S/R55g/54g

標準シャフトのR/Sだと1グラムしか変わらないので、実際に試打するのがおすすめですが、試打ができない場合は、現在使用しているドライバーの硬さと比較して選びましょう。

M4ドライバーのクラブ全体の重量が(R)302g、(S)307gとなっているので、Rのほうが軽く振ることができます。

トルクの選び方

トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。

トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。

一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。

M4ドライバーのシャフトのトルク値で比較すると以下になります。

シャフトトルクHSトップ
のタメ
つかまりフック改善スライス改善操作性
Fujikura
Atmos Red 5
4.4/4.5遅い
普通

※トルク値:3.0~3.4(小) 3.5~3.9(中) トルク4.0~(大)

クラブの調子・バランスの選び方

シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けて先調子・中調子・元調子の3種類あります。

つかまりが良く飛距離が欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。

また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。

調子キック
ポイント
つかまり飛距離弾道の
高さ
操作性
先調子先端
中調子中央
元調子手元
  • 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり飛距離が一番でやすく高弾道になりやすい。
  • 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子。
  • 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い。

Fujikura Atmos Red 5は中調子なので安定感がある万人向けのシャフトとなっています。

バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。

C5C4C3C2C1D0D1D2D3D4D5

C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。

バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。

M4ドライバーのバランスはD3なので、振り心地が重く感じる方が多いかもしれません。

バランスが重すぎると感じた方はゴルフショップに持ち込むとバランス調整してくれるので、自分が振りやすいと感じたバランスに調整してもらいましょう。

M4ドライバー(2021)の飛距離の目安

M4ドライバーの飛距離の目安が以下の表になります。あくまでも計算上の飛距離なので参考程度にしてください。

自身のドライバー飛距離またはヘッドスピードに合った欄が想定飛距離となります。

※飛距離はキャリー計算となります

HS想定飛距離
HS47m/s260ヤード
HS43m/s240ヤード
HS40m/s220ヤード
HS36m/s200ヤード

M4ドライバー(2021)試打結果

試打条件
  • M4ドライバー(ロフト10.5度)
  • Fujikura Atmos Red 5(シャフトS)
  • ユピテルのゴルフスイングトレーナー「GST-7BLE」を使用して計測
  • 飛距離はキャリー計算
  • 練習場のレンジボールを使用
  • 打者スペック(身長178cm/78kg/握力右55kg左60kg)

型落ちドライバーとは思えないほどの出来の良さでした。

最新のドライバーと比べると飛距離性能や寛容性はやや落ちてしまいますが、満足できる出来です。

操作性も問題なく、どちらかというとフェードが打ちやすいですね。

操作せず普通に打つと高弾道で直進性の高い球で飛んでくれます。

不満な点でいうと、カスタムシャフトが用意されていない点です。

ヘッドスピードがアマチュアゴルファーの平均値35m/s~44m/sだとM4ドライバーの性能を発揮しやすいですが、45m/s以上になると軽柔で物足りなく感じてしまいます。

ヘッドスピードが45m/s以上の方はカスタムシャフトを選択できるM6以降のドライバーのほうがおすすめです。

M4ドライバー(2021)の評価【4.0/5.0】

飛距離【4.0】

直進性が高く高弾道で飛んでくれます。

ヘッドスピードが速いとスピン量が多く入り吹き上がってしまうことがあるので、カチャカチャで調整すると更に飛距離が出るはずです。

寛容性【4.0】

打点がズレても曲がり幅が狭く安定して飛んでくれます。

操作性【4.0】

ドロー、フェードと球筋を操作することは問題ないです。

ドローよりもフェードが打ちやすいので、持ち球フェードの方が打つと逆玉が出にくくなりラウンドしやすくなります。

構えやすさ【4.0】

ヘッド上部の太い白い線がヘッドを大きく見せてくれるので、安心感をもって構えることができました。

狙った方向に構えやすく、ティーショット時に違った方向に向いてしまうミスを無くせそうです。

つかまり【4.0】

つかまりはギリギリ4点という感じです。

そこまでつかまりは良くないので、カチャカチャを利用してライ角を上げるなどの調整が必要かもしれません。

打感【4.0】

打感は少し硬い感じがしましたが問題ないです。

M4ドライバー(2021)が合う人

  • HSがアマチュアゴルファー平均(38m/s~43m/s)
  • コストパフォーマンスを重視したい
  • 直進性・方向性を重視したい
  • ヘッドサイズ大きめが好み
  • クラブを構えた時に安心感がほしい

M4ドライバー(2021)のまとめ

シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
Fujikura
Atmos Red 5
メリット
  • コストパフォーマンスが高くすべての性能が高い
  • 狙った方向に構えやすい
  • 直進性が高い球を打てる
デメリット
  • 最新モデルと比べると飛距離性能は劣る
  • カスタムシャフトが用意されていない
おすすめ度
 (4.5)

ヘッドスピードが35m/s~44m/s以内の方だとM4ドライバーの性能を発揮しやすく、コストパフォーマンスが高い素晴らしいドライバーとなります。

飛距離性能もあり寛容性も高いので、初心者の方にはピッタリのドライバーです。

スイングが安定してきた中級者の方でも、M4ドライバーの出来の良さを実感できます。

ゴルフ上級者の方やヘッドスピードが45m/s以上の方だと、カスタムシャフトを選択できるドライバーを選んだほうがいいですね。

対象ヘッドスピードであれば、型落ちと感じさせないくらい性能が高いので、是非試してみてください。

【参考】テーラーメイドの記事一覧

ドライバー

アイアン