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SIMMAXアイアンの評価・試打・選び方・スペック|払い打ちでも高弾道

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今回は2020年2月発売のテーラーメイドSIMMAXアイアンの紹介をしていきます。

前作のM6アイアンと同じくスピードブリッジを採用したポケットキャビティアイアンです。

構えた感じはM6アイアンとほぼ変わらないので違いが分からないですが、打ってみると打感が柔らかく打点のズレにより強くなってます。

バックフェースは青を基調としておりよりシャープになった印象です。

結論、メインターゲットは初心者ゴルファーから中級者ゴルファーで簡単に飛ばせて高弾道で止めれるアイアンとなってます。

SIMMAXアイアンのスペック・試打・評価結果を見て参考にしてみてください。

<SIMMAXアイアンの評価>

おすすめ度
 (4)
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
TENSEI BLUE
TM60
KBS
MAX85 JP
メリット
  • 高弾道で飛ぶ
  • 寛容性が高くスイートスポットが広い
  • ミスショットを助けてくれる
デメリット
  • M6アイアンからの変化があまりない
  • スピン量が少ない
  • ドロー、フェードと操作するのが難しい

SIMMAXアイアンのスペック

詳細情報

TENSEI
BLUE TM60
TENSEI
BLUE TM60
KBS
MAX85 JP
KBS
MAX85 JP
クラブ重量(g)※5I362357398396
クラブ重量(g)※7I375370410408
シャフト重量(g)59549492
硬さSRSR
調子先中先中
バランスD0/D1(AW/)D2(SW)D0/D1(AW/)D2(SW)D1/D2(AW/)D3(SW)D1/D2(AW/)D3(SW)
トルク2.93.11.81.9
番手4I5I6I7I8I9IPWAWSW
ロフト角(°)1921.52528.532.538434954
ライ角(°)60.56161.56262.56363,563,563,5
長さ(インチ)39.12538.537.87537.2536.7536.2535.7535.535.25
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
TENSEI BLUE
TM60
KBS
MAX85 JP

SIMMAXアイアンの7Iのロフト角は28.5度でロフトが立っている飛び系アイアンです。前作のM6アイアンと同じロフトとなっています。

テーラーメイドの初心者向けクラブでは、毎年ほぼ同じロフトなのでユーザーにとって最適解なロフトといえます。

クラブの長さとライ角はほぼ変更ないので、M6アイアンから移行しても同じ感覚で打つことが可能です。

モデル3I4I5I6I7I8I9IPWAWSW
P7MB2124273135394347
P7MC20232630343842.547
P790(2021)192123.526.530.5354045
P770(2020)19.522.525.529333741.546
ステルス2124283237434954
SIM2MAX21.52528.532.53843.54954
SIM2MAXOS1922.525.530.535.5414753
SIMMAX1921.52528.532.538434954
SIMMAXOS171922.52630.535.5414753
SIMグローレ21242731.536414754
M61921.52528.5333843.54954
M421.52528.5333843.54954

シャフトはカーボンのTENSEI BLUE TM60、スチールのKBS MAX85 JP、2本がラインナップされています。

グリップはゴルフプライドのツアーベルベット360が標準設定されています。

テクノロジー

スピードブリッジ

M6のスピードブリッジから更に進化して、飛距離と打感の向上を実現しています。

インバーテッドコーンテクノロジー

フェースのスイートスポットを番手別に設計しているので、各番手に求められた性能を発揮することができます。

エコーダンピングシステム

ヒールからトウ側のヘッド内部全体に「エコーダンピングシステム」を搭載。インパクト時の衝撃を吸収して、よりフォージドアイアンのような打感を実現しています。

貫通型スピードポケット

テーラーメイドといったらこの貫通型スピードポケット。貫通型スピードポケットによりフェース下部の反発力を増やすことができます。

ポケットキャビティの特徴

ポケットキャディアイアンは、ヘッドが大きくソール幅も広く設計されているので、ボールに当てやすくダフリにも強い初心者向きの形状です。

フェースの裏側を削りポケットのような形になっているのが特徴。

ソール幅が広いので寛容性も高く、アマチュアゴルファーに多い払い打ちでも安定した飛距離・弾道が期待できます。

ゴルフ初心者の方や飛距離が落ちてきた方におすすめの形状です。

ソール幅

ソール幅寛容性ダフリ抜け
狭い
少し広い
広い

SIMMAXアイアンのソール幅は広いので、ダフリやトップ等のミスショットに強く、飛距離性能が高いです。

スイートスポットも広くボールも上がりやすいので、初心者~中級者の方におすすめの形状となっています。

トップブレード

トップブレード寛容性操作性構えやすさ
薄い
少し厚い
厚い

SIMMAXアイアンのトップブレードは厚いので、構えた時に安心感がありやさしく感じます。

飛距離性能と直進性が高く、打点が少しズレても安定した弾道で飛んでくれるので寛容性が高いです。

グースネック

ネックつかまり直進性操作性
ストレート
グース
フェース
プログレッション
つかまり操作性弾道の高さ
大きい
小さい
  • フェースプログレッション:シャフトの中心線からクラブのリーディングエッジまでの長さ

SIMMAXアイアンはグースネックでフェースプログレッションも小さいので、つかまりが良いアイアンとなっています。

つかまりが良いので、スライス改善にもなり直進性が高いです。

ストレートネックと比べ操作性は劣りますが、高弾道で直進性の高いボールを打つことができます。

SIMMAXアイアンの選び方

クラブ重量の選び方

ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

推奨HSドライバーFWUTアイアンウェッジ
~35m/s40g~40g~50g60g~75g~75g~85g
35m/s~45g~45g~50g65g~80g~80g~90g
40m/s~50g~50g~60g70g~90g~90g~100g
45m/s~60g~60g~70g80g~100g~100g~110g
50m/s~70g~70g~80g90g~110g~110g~120g

ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。

SIMMAXアイアンで採用されている2本のシャフトで比較すると以下になります。

シャフト硬さ重量対象HS
TENSEI
BLUE TM60
S/R50g台35m/s
~40m/s
KBS
MAX85 JP
S/R90g台40m/s~

ヘッドスピードが遅くなってきた方にはカーボンシャフトのTENSEI BLUE TM60、平均的な男性ゴルファーにはスチールシャフトのKBS MAX85 JPがおすすめです。

クラブの硬さの選び方

クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。

  • ヘッドスピード35m/s~:シャフト重量80gに近いシャフトの硬さ
  • ヘッドスピード40m/s~:シャフト重量90gに近いシャフトの硬さ
  • ヘッドスピード45m/s~:シャフト重量100gに近いシャフトの硬さ
  • ヘッドスピード50m/s~:シャフト重量110gに近いシャフトの硬さ

まずはカタログスペックのシャフト重量を確認して、シャフトの硬さを選ぶのがおすすめです。

自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。

SIMMAXアイアンのシャフトで選ぶと以下になります。

HSシャフト硬さ重量
35m/s~TENSEI
BLUE TM60
S/R54g/59g
40m/s~KBS
MAX85 JP
S/R92g/94g
45m/s~KBS
MAX85 JP
S/R92g/94g

SIMMAXアイアンの場合、SとRで2g~5g程度の差なので、持った感じそこまで違う感じはしないはずです。

このような場合は試打をして感触を確かめるのが一番ですが、試打が面倒くさい方は現在使用しているアイアンのシャフトの硬さ・トルクを調べて選んでみてください。

トルクの選び方

トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。

トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。

一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。

SIMMAXアイアンのトルク値で比較すると以下になります。

シャフトトルクHSトップ
のタメ
つかまりフック改善スライス改善操作性
TENSEI BLUE
TM60
2.9/3.1遅い
KBS MAX 85 JP1.8/1.9普通
速い

※トルク値:1.5~1.9(小) 2.0~2.5(中) トルク2.5~(大)

クラブの調子・バランスの選び方

シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けてStealth iron evaluationあります。

つかまりが良く飛距離が欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。

また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。

調子キック
ポイント
つかまり飛距離弾道の
高さ
操作性
先調子先端
中調子中央
元調子手元
  • 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり飛距離が一番でやすく高弾道になりやすい。
  • 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子。
  • 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い。

TENSEI BLUE TM60は中調子、KBS MAX85 JPは先中調子となっているので、比較的つかまりが良く高弾道になりやすいといえます。

バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。

C5C4C3C2C1D0D1D2D3D4D5

C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。

バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。

SIMMAXアイアンはD0~D1がメインバランスとなっているので、比較的軽く振ることができます。

バランスを正確に調整したい時は近くのゴルフショップに持ち込むと調整してくれるのでおすすめです。

SIMMAXとSIMMAXOSのどちらを選ぶか

どちらも初心者~中級者向けアイアンで、飛距離性能・寛容性・直進性が高いアイアンとなっています。

大きな違いは「ヘッドの大きさ」「ロフト角」「クラブ重量・バランス」の三つです。

  • 構えた感じヘッドの大きさが気になる方はSIMMAX
  • より飛距離性能を求める方はSIMMAXOS
  • クラブ重量が軽いほうが良い方はSIMMAXOS

試打するのが一番ですが、上記のように選ぶこともできます。

また、力が強くヘッドスピードが速い方はSIMMAX、力がそこまで強くなくヘッドスピードも普通の方はSIMMAXOSを選ぶのもおすすめです。

どちらのクラブを選んでも満足度は高いので安心して選んでください。

SIMMAXアイアンの飛距離の目安

SIMMAXアイアンのロフト角から算出した飛距離の目安が以下の表になります。あくまでも計算上の飛距離なので参考程度にしてください。

自身のドライバー飛距離またはヘッドスピードに合った欄が想定飛距離となります。

※飛距離はキャリー計算となります

番手4I5I6I7I8I9IPWAWSW
ロフト角1921.52528.532.53843.54954
260ヤード
HS47m/s
205y197y187y176y164y148y133y115y100y
240ヤード
HS43m/s
190y183y174y164y152y136y121y103y88y
220ヤード
HS40m/s
178y171y162y152y140y124y109y91y76y
200ヤード
HS36m/s
164y158y149y140y128y112y97y79y64y

SIMMAXアイアンの試打結果

試打条件
  • 7番アイアン(ロフト28.5度)
  • KBS MAX85 JP(シャフトS)
  • ユピテルのゴルフスイングトレーナー「GST-7BLE」を使用して計測
  • 飛距離はキャリー計算
  • 練習場のレンジボールを使用
  • 打者スペック(身長178cm/78kg/握力右55kg左60kg)

複数試打した平均値の結果となります。

ユピテルのデータで平均180ヤード以上飛んでいるので飛距離性能は十分です。

振り心地も軽いので気持ちよく振り抜くことができます。

M6と同じスピードブリッジですが、より打点のズレの許容範囲と飛距離の安定性は向上しているように感じました。

払い打ちでも問題なく高弾道で飛んでくれます。

SIMMAXアイアンの評価【4.1/5.0】

飛距離【4.8】

180ヤード以上飛んでいるので飛距離性能は十分です。直進性が高い高弾道で飛んでくれます。

寛容性【4.5】

「インバーテッドコーンテクノロジー」のおかげかスイートスポットが広く感じました。

打点が上下左右にズレても安定した弾道で飛んでくれるので寛容性は高いです。

操作性【3.0】

ボールをドロー、フェードと打ち分けるのは難しかったです。直進性は高く、試打の時はほぼ真っすぐで弾道が高い球筋でした。

SIMMAXアイアンは飛距離・高弾道・直進性に特化したアイアンといえます。

構えやすさ【4.0】

トップブレードが厚めで安心感をもってアドレスできます。トップブレードが厚いのは苦手…という方は構えづらいかもしれませんね。

つかまり【4.5】

適度にオフセットが設けられているのでアドレス時からつかまりが良さそうイメージが湧きやすいです。

実際に打ってもつかまりが良いので気持ちよくボールを打つことができます。

打感【4.0】

飛び系アイアンというとバシバシ弾いて飛ばす打感ですが、SIMMAXアイアンの打感は柔らかく気持ちいいです。

マッスルバックまでとはいきませんが、飛び系アイアンで打感が良いアイアンを探している方にはおすすめですね。

SIMMAXアイアンが合う人

  • これからゴルフを始める初心者の方
  • 飛距離が落ちてきた方
  • 球が上がらなくなってきた方
  • アイアンの直進性を上げたい方
  • スライサーでスライス幅を減らしたい方
  • 寛容性が高くやさしいアイアンを使いたい方

SIMMAXアイアンを入れたセッティング例

番手1W3W5W4I5I6I7I8I9IPWAWAWSW
ロフト角10.515181921.52528.532.53843495458
  • ドライバー:SIMMAX
  • フェアウェイウッド(3W・5W):SIMMAX
  • アイアン(4I~SW):SIMMAX
  • ウエッジ(58):ミルドグラインド3 or ハイ・トウ ロウ ウェッジ

4番、5番といったロングアイアンもアイアン型ユーティリティのようにやさしく飛んでくれるので、7WやユーティリティがなくてもOKです。

SIMMAXアイアンのまとめ

シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
TENSEI BLUE
TM60
KBS
MAX85 JP
メリット
  • 高弾道で飛ぶ
  • 寛容性が高くスイートスポットが広い
  • ミスショットを助けてくれる
デメリット
  • M6アイアンからの変化があまりない
  • スピン量が少ない
  • ドロー、フェードと操作するのが難しい
おすすめ度
 (4)

テーラーメイドの初心者向けアイアンは毎回出来が良いのでおすすめです。

SIMMAXアイアンはストロングロフトの中でも寛容性が高く、払い打ちで軽く打っても高弾道で飛んでくれます。

初心者の方をはじめ、ボールの高さが出ない方や飛距離が落ちてきた方にピッタリのアイアンです。

実際のラウンドでも多少のミスは全てカバーしてくれるので、安定したプレーを楽しむことができるクラブに仕上がってます。

良いアイアンなので、是非一度手にとって試してみてください。

【参考】テーラーメイドの記事一覧

ドライバー

アイアン