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SIMMAXフェアウェイウッドのスペック・試打評価・選び方|初心者から上級者まで扱いやすい

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今回は2020年2月に発売されたSIMMAXフェアウェイウッドを紹介していきます。

飛距離性能、寛容性が高く、ヘッドサイズも大きくなり安心して構えることができる、初心者~中級者~上級者まで扱いやすいウッドに仕上がってました。

スペック情報から実際に試打した評価、選び方を見て参考にしてみてください。

SIMMAXフェアウェイウッドのスペック

詳細情報

TENSEI BLUE
TM50
Tour AD XC-6Speeder 661
EVOLUTION VI
Diamana
ZF60
ロフト角(°)15(3W)/18(5W)/21(7W)15(3W)/18(5W)15(3W)/18(5W)15(3W)/18(5W)
ライ角(°)57/57.5/5857/57.557/57.557/57.5
ヘッド体積(㎤<㏄>)185/160/160185/160185/160185/160
長さ(インチ)43.25/42.25/41.7543/4243/4243/42
フレックスS/SR/RSSS
クラブ重量(g)313/311/309約324約326約320
シャフト重量(g)51/49/476465.564
トルク4.4/4.8/5.03.23.93.8
バランスD2/D2/D2D3D2.5D2.5
キックポイント中元中元
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
標準
カスタム

ロフト角は一般的な3W=15度、5W=18度、7W=21度で用意されています。カスタムシャフトは3W、5Wのみです。

SIMフェアウェイウッドと異なり、SIMMAX、SIMMAX-Dフェアウェイウッドにはカチャカチャ機能が付いていないので、ロフト角やライ角、フェース角を変更することができません。

後から変更したい場合はSIMフェアウェイウッドを選びましょう。

シャフトはTENSEI BLUE TM50、Tour AD XC-6、Speeder 661 EVOLUTION VI、Diamana ZF60の4本が用意されています。

グリップはTM Tour Velvet 360 Gray/Blueが標準設定です。

テクノロジー

Vスチールソール

テーラーメイドのフェアウェイウッドの代名詞ともいえるソール形状。

地面との接地面積を最小限に抑えることで、芝の抵抗を減らし、ラフや傾斜地など、あらゆるライからのショットで抜群の「抜けの良さ」を発揮します。

同時に低重心化にも貢献し、ボールの上がりやすさをサポートします。

ツイストフェース

ゴルファーの打点傾向を分析し、フェース面を立体的に「ねじる」ことで、芯を外した際のギア効果(サイドスピン)を最適化。

トゥ上部でのヒットではフェースを開き、ヒール下部でのヒットではフェースを閉じる方向に作用し、弾道の左右のブレを抑制することで、ミスショット時でも平均飛距離の向上に貢献します。

C300 ステンレススチールフェース

高強度で反発性能に優れたC300マレージング鋼をフェース素材に採用。

薄肉化を可能にし、フェース全体の反発エリアを広げ、高いボール初速を実現します。

貫通型スピードポケット

ソール前方に設けられた溝が、フェース下部でヒットした際のフェースのたわみを増大させます。

これにより、薄い当たりでもボール初速の低下を最小限に食い止め、飛距離ロスを軽減します。

飛距離の目安

HS3W5W7W9W
HS46m/s235y220y205y190y
HS43m/s220y205y190y175y
HS40m/s205y190y175y160y
HS37m/s190y175y160y145y

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

飛距離はキャリー計算で、ご自身のヘッドスピードに合った欄の飛距離を想定飛距離の目安としてください。

ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々のスイングや技量、使用ボールによって変動します。

SIMMAXフェアウェイウッドの試打評価

試打条件
飛距離性能4.5点
ミスへの寛容性4.5点
操作性4.0点
打ちやすさ
(抜けの良さ)
4.5点
上がりやすさ4.5点
つかまりの良さ4.0点
構えやすさ4.5点
打感3.5点

飛距離性能【4.5】

ヘッドスピード43.2m/s
ボールスピード62.2m/s
飛距離(キャリー)233ヤード
ミート率1.44

SIMフェアウェイウッドと比べると低スピンで強弾道ではありませんが、高弾道でキャリーが出やすく、楽に飛距離を稼げるフェアウェイウッドです。

左右のブレも比較的少なく、安定して飛距離を稼げるクラブと言えます。

ミスへの寛容性【4.5】

Vスチールソールの抜けの良さにより、多少ダフり気味に入ってもソールが滑って大きなミスになりにくいです。

また、ツイストフェースとスピードポケットの効果で、芯を多少外しても飛距離の落ち込みや方向性のブレが最小限に抑えられます。

アマチュアゴルファーのミスをしっかりカバーしてくれる安心感があります。

操作性【4.0】

操作性は問題なしです。ドロー・フェードと打ち分けることができます。

ただ、小ぶりなヘッドのほうが操作しやすいイメージをもちやすい方は、SIMや前作のM5フェアウェイウッドのほうがおすすめですね。

打ちやすさ(抜けの良さ)【4.5】

前作のM6と比べてヘッドが大きくなってますが、安心して構えることができて、Vスチールソール効果で抜け感が良く感じました。

上がりやすさ【4.5】

適度な低重心設計により、ボールは上がりやすいです。

SIMMAX-Dフェアウェイウッドよりは高弾道ではないですが、安定して高弾道で飛んでくれます。

つかまりの良さ【4.0】

つかまりは程よく良く、比較的素直な挙動で、捕まえにいく動きをしなくても自然にボールはつかまります。

叩いてもつかまりすぎることがないので、安心して振りぬくことができます。

構えやすさ【4.5】

オーソドックスでクセのないヘッド形状で座りも良く、ターゲットに対してスクエアに構えやすいです。

大きすぎず小さすぎず、安心感のあるサイズなので構えやすい顔となってます。

打感【3.5】

マレージング鋼フェース特有のやや硬質で弾きのある打感ですが、決して悪い打感ではありません。

柔らかい打感を好む方には少し硬く感じるかもしれませんが、飛んでいる実感を得やすい打感とも言えます。

SIMMAXフェアウェイウッドの評価【4.5/5.0】

総合評価4.5点

試打を通して改めて感じるのは、SIM MAXフェアウェイウッドの「やさしさ」と「実用性の高さ」です。

Vスチールソールによる抜群の抜けは、フェアウェイウッドに苦手意識を持つゴルファーの強い味方となるでしょう。

また、高い寛容性により、ミスヒット時でも大怪我になりにくく、安定したスコアメイクに貢献します。

飛距離性能も十分でありながら、極端なつかまりすぎや、操作性のシビアさがないため、幅広いレベルのゴルファーが恩恵を受けられます。

オートマチックに真っ直ぐ飛ばしたい、楽にボールを上げたい、そんなニーズに応えてくれる、非常にバランスの取れたフェアウェイウッドと言えます。

合う人・合わない人

合う人
合わない人

初心者・中級者・上級者毎のおすすめ度

  • 初心者(○):抜群の抜けの良さと高い寛容性は、フェアウェイウッドに慣れていない初心者にとって大きな助けとなります。ボールも上がりやすく、楽に飛距離を稼げるため、ゴルフが楽しくなる一本です。
  • 中級者(◎): 安定性と飛距離性能のバランスが良く、スコアメイクの強力な武器になります。様々なライからでも扱いやすく、実戦での信頼度は高いでしょう。オートマチックな性能は、スコア向上を目指す中級者に最適です。
  • 上級者(○):飛距離性能と寛容性、操作性のバランスが良く、上級者の方にもおすすめできるフェアウェイウッドです。より繊細なコントロールを求める上級者には、SIMフェアウェイウッドがおすすめです。

SIMMAXフェアウェイウッドの選び方

ロフト角

フェアウェイウッドの一般的なロフト角は3度刻みの、3W(15度)・5W(18度)・7W(21度)・9W(24度)となっています。

番手3W5W7W9W
ロフト角15度18度21度24度
長さ(インチ)43424140
難易度難しい普通やさしいやさしい
ミート率低い普通高い高い
弾道低い普通高い高い
難易度難しい普通やさしいやさしい
  • ティーショットでも多用し、飛距離を重視するなら3W
  • 最も汎用性が高く、地面からも打ちやすいバランスの取れた5W
  • よりやさしさを求め、長い距離を楽に運びたい、ロングアイアン代わりなら7W・9W

ドライバーの次に長いクラブとなる3番ウッドが一番難しく、ヘッドスピードが速くスイングが安定していないと使いこなすのが難しいです。

ゴルフ初心者の方やスイングが安定していないアマチュアゴルファーの方は、まずは5番ウッドを選ぶのがおすすめ。

5番ウッドは3番ウッドより短くミート率が上がるので、3番ウッドと同じくらい飛んでくれます。

ヘッドスピードが速く3番ウッドもきれいにミートできるようスイングが安定してきたら、3番ウッドを選択肢に入れましょう。

7番・9番ウッドはウッド型ユーティリティ、アイアン型ユーティリティ、ロングアイアンと飛距離が被ってくるので、自分が得意なクラブでセッティングするのがおすすめです。

クラブ重量(シャフト重量)

ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。

推奨HSドライバーFWUTアイアンウェッジ
~35m/s40g~40g~50g60g~75g~75g~85g
35m/s~45g~45g~50g65g~80g~80g~90g
40m/s~50g~50g~60g70g~90g~90g~100g
45m/s~60g~60g~70g80g~100g~100g~110g
50m/s~70g~70g~80g90g~110g~110g~120g

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、50g前後のシャフトが基準となります。

クラブの硬さ(シャフトの硬さ)

クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。

  • HS35m/s~:シャフト重量45g~50gに近いシャフトの硬さ
  • HS40m/s~:シャフト重量50g~60gに近いシャフトの硬さ
  • HS45m/s~:シャフト重量60g~70gに近いシャフトの硬さ

自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、R~Sのシャフトの硬さが基準となります。

標準シャフトかカスタムシャフトかで重量は変わってきますが、体力がありヘッドスピードが速い20代、30代、40代、50代のゴルファーの方はSで、60代以上のゴルファーの方はクラブが重く感じてきたらRに移行するのがおすすめです。

トルク

トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。

トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。

一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。

トルクHSトップ
のタメ
つかまりフック改善スライス改善操作性
4.0~(大)40m/s~
3.5~3.9(中)43m/s~
3.0~3.4(小)46m/s~

クラブの調子・バランス

シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けて先調子・中調子・元調子の3種類あります。

つかまりが良く弾道の高さが欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。

また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。

  • 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり高弾道でキャリーが出やすい
  • 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子
  • 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い
調子キック
ポイント
つかまり弾道の高さキャリーラン操作性
先調子先端
中調子中央
元調子手元

バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。

C5C4C3C2C1D0D1D2D3D4D5

C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。

バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。

  • 体力とのマッチング:バランスが重すぎると、スイング中にクラブを持て余したり、振り遅れたりする原因になるので、自分の体力に合ったバランスを選ぶことが大切です
  • スイングタイプとの相性: ヘッドを大きく使って飛ばしたいタイプか、コンパクトにコントロールしたいタイプかによって、合うバランスが異なる場合があります
  • フィーリング:数値だけでなく、実際にクラブを振ってみて、フィーリングが良いと感じるバランスを選ぶことが最も重要です
  • クラブの長さと重さ:長いクラブはヘッドが軽くてもバランスが出やすく、短いクラブはヘッドを重くしないとバランスが出にくい傾向があるので、クラブの長さや総重量との兼ね合いも考慮しましょう
  • カスタムフィッティング:可能であればゴルフショップの専門家やフィッターに相談し、自分のスイングや体力に合ったバランスを計測してもらうのが最も確実な方法です

アマチュアゴルファーにとって「おすすめのバランス」は、個々の条件によって異なります。

一般的な目安となるC8〜D2程度から試してみて、実際に振ってみたフィーリングを重視して選ぶことが大切です。

何本必要?

昔はフェアウェイウッドが当たり前のようにセッティングされていましたが、ユーティリティが増えてきた現在、絶対に必要なクラブではないです。

ゴルフは再現性のスポーツなので、構えた時から打てなさそうなクラブや不得意なクラブはセッティングすべきではないと考えます。

「フェアウェイウッドはやさしい」は正しいですが、ゴルファー全員に合うかというとNOです。

フェアウェイウッドが得意であれば入れて、得意じゃなければ代替となるウッド型ユーティリティやアイアン型ユーティリティをセッティングしましょう。

得意なクラブフェアウェイウッドウッド型
ユーティリティ
アイアン型
ユーティリティ
3W(15°)230y
5W(18°)/3UT(19°)215y205y205y
7W(21°)/4UT(22°)200y195y195y
9W(24°)/5UT(25°)185y180y180y

※ドライバーのヘッドスピード約45m/s程度で飛距離を計算

3Wのように飛ぶユーティリティはカスタムしない限りないので代替することはできませんが、それ以外の飛距離はある程度カバーすることが可能です。

自分が得意なクラブを中心にセッティングすることがスコアアップの近道だと考えます。

フェアウェイウッドが得意であれば、3W・5W・7W・9Wとセッティングに入れるのがおすすめですね。

フェアウェイウッドとユーティリティの違い

フェアウェイウッドとユーティリティの大きな違いは、ヘッド体積・クラブの長さ(インチ)・弾道の高さです。

フェアウェイウッドの7番(21度)で比較した結果が以下になります。

クラブの種類フェアウェイウッドウッド型
ユーティリティ
アイアン型
ユーティリティ
ロフト(°)212222
ヘッド体積(cc)15010050
長さ(インチ)4139.539.5
飛距離200y195y195y
寛容性高い普通低い
ミート率
弾道の高さ高い普通低い
風の影響受けやすい普通受けにくい
ランの出方出にくい普通出やすい

※ドライバーのヘッドスピード約45m/s程度で飛距離を計算

フェアウェイウッドはヘッド体積が大きくシャフトも長いので、高弾道で飛びます。ただし、シャフトが長い分ミート率がユーティリティよりも低いです。

ウッド型・アイアン型ユーティリティはシャフトが短い分ミート率は高いですが、体積が小さいのでフェアウェイウッドに比べて弾道の高さは出にくいです。

SIMMAXフェアウェイウッドのまとめ

総合評価4.5点

前作のM5/M6シリーズから3モデルになって発売。

SIMシリーズは、前作のM5/M6と比べヘッドが一回り大きくなっており、より飛距離と寛容性が高い設計となっています。

SIMMAXフェアウェイウッドは、ヘッドが大きくなりスイートスポットも広くなったので、打点がズレたミスショットでも安定した弾道で飛んでくれます。

飛距離性能、寛容性が高く、操作性も兼ね備えているので、初心者から上級者まで扱いやすいウッドに仕上がってました。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(38m/s~43m/s)の方は、まずSIMMAX、SIMMAX-Dフェアウェイウッドを試してもらいたいですね。フィットする方が多いはずです。

ヘッドスピードが速い方(45m/s以上)が標準シャフトを使うとスピン量が多くかかりすぎてしまう可能性があるので、カスタムシャフトを選ぶのをおすすめします。

ステルスから2世代前のクラブで価格も安くなってきているので、中古ショップで見つけた際は是非手に取って確かめてみてください。

楽天市場などのネットショップでも多くの中古品が揃っているので、フェアウェイウッドを探している方は是非見てみてくださいね。

良いフェアウェイウッドですよ。

【参考】テーラーメイドの記事一覧

ドライバー

アイアン