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M5アイアンのスペック・試打評価・選び方|飛距離も出て操作性もあり

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テーラーメイドのM5アイアンは、スピードブリッジという独自のテクノロジーを搭載し、飛距離・寛容性・操作性・打感を高いレベルで両立させたモデルです。

この記事では、M5アイアンの詳しいスペックやテクノロジー、実際に打ってみた評価などを詳しく紹介していきます。

M5アイアンのスペック

詳細情報

N.S.PRO 930GHDynamic Gold
クラブ重量(g)※5I401412
シャフト重量(g)98127
硬さSS200
調子
バランスD1/AW(D2)/SW(D3)D1/AW(D2)/SW(D3)
トルク2.01.7
番手4I5I6I7I8I9IPWAWSW
ロフト角(°)19.522.5263034.539.5455055
ライ角(°)6060.56161.56262.5636363.5
長さ(インチ)38.7538.12537.53736.53635.535.535.25
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
N.S.PRO 930GH
Dynamic Gold
モデル3I4I5I6I7I8I9IPWAWSW
P7MB2124273135394347
P7MC20232630343842.547
P790(2021)192123.526.530.5354045
P770(2020)19.522.525.529333741.546
ステルス2124283237434954
SIM2MAX21.52528.532.53843.54954
SIM2MAXOS1922.525.530.535.5414753
SIMMAX1921.52528.532.538434954
SIMMAXOS171922.52630.535.5414753
SIMグローレ21242731.536414754
M61921.52528.5333843.54954
M519.522.5263034.539.5455055
M421.52528.5333843.54954

テクノロジー

スピードブリッジ構造

ヘッド上部にブリッジ(橋のような構造)を設けることで、フェースの強度を高め、トップラインの振動を抑制します。

これにより、フェース下部でヒットした際のエネルギーロスを軽減し、ボール初速の向上と安定した飛距離を実現します。

ULTRA THIN FACE

フェース面をより薄くすることで、反発力がアップしてボール初速アップに貢献します。

貫通型スピードポケット

貫通型スピードポケットによりフェース下部の反発力を増やすことができます。

HYBRAR®ダンパー

より打感と打音を最適化するために、フェース背面にダンパーを搭載。

ポケットキャビティの特徴

ポケットキャディアイアンは、ヘッドが大きくソール幅も広く設計されているので、ボールに当てやすくダフリにも強い初心者向きの形状です。

フェースの裏側を削りポケットのような形になっているのが特徴。

ソール幅が広いので寛容性も高く、アマチュアゴルファーに多い払い打ちでも安定した飛距離・弾道が期待できます。

ゴルフ初心者の方や飛距離が落ちてきた方におすすめの形状です。

ソール幅は少し広い

ソール幅寛容性ダフリ直進性操作性抜け感
狭い
少し広い
広い

M5アイアンのソール幅は少し広いので、ダフリやトップ等のミスショットにも強い構造です。

飛び系アイアンのようにソール幅は広くないので、抜け感が良く操作性もあるので、中上級者が好む形状となっています。

トップブレードは少し厚い

トップブレード寛容性安心感操作性抜け感
薄い
少し厚い
厚い

M5アイアンのトップブレードは少し厚いので、構えた時に安心感がありやさしく感じられ、操作もしやすい顔になっています。

トップブレードの厚さはちょうど中間となるので、初心者~中級者~上級者と構えやすい顔です。

セミグースネック

ネックつかまり左ミス右ミス操作性抜け感
ストレート
セミグース
グース
FPつかまりダフリ操作性
大きい
中間
小さい
  • フェースプログレッション:シャフトの中心線からクラブのリーディングエッジまでの長さ

M5アイアンはセミグースネックで、つかまりと操作性のバランスを考慮している設計となっています。

グースネックほどのつかまりはないですが、ある程度操作もしやすい設計なので、初心者~中級者~上級者と扱いやすいです。

飛距離の目安

番手4I5I6I7I8I9IPWAWSW
ロフト角19.522.5263034.539.5455055
260ヤード
HS46m/s
202y193y182y170y157y142y125y110y95y
240ヤード
HS43m/s
187y179y169y158y145y130y113y98y83y
220ヤード
HS40m/s
175y167y157y146y133y118y101y86y71y
200ヤード
HS37m/s
160y153y144y134y121y106y89y74y59y

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

飛距離はキャリー計算で、ご自身のヘッドスピードに合った欄の飛距離を想定飛距離の目安としてください。

ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々のスイングや技量、使用ボールによって変動します。

M5アイアンの試打評価

試打条件
飛距離性能4.5点
ミスへの寛容性4.0点
操作性4.0点
打ちやすさ
(抜けの良さ)
4.0点
上がりやすさ4.0点
つかまりの良さ3.5点
構えやすさ4.5点
打感4.0点

飛距離【4.5】

ヘッドスピード41.6m/s
ボールスピード54.9m/s
飛距離(キャリー)175y
ミート率1.31

M5アイアンは、スピードブリッジや進化したスピードポケットといったテクノロジーの恩恵をしっかりと感じられるモデルです。

ストロングロフトではないですが、ロフト角も30度と少し立っており、ボール初速が非常に出やすく、強い弾道で前へと飛んでいきます。

思っていた以上に飛距離性能は高いです。

寛容性【4.0】

ヘッドサイズはややコンパクトながら、見た目以上の寛容性があります。

芯を多少外しても、飛距離の落ち込みや方向性のブレが比較的少ないです。

操作性【4.0】

ポケットキャビティ構造でありながら、適度なヘッドサイズと重心設計により操作性は高いです。

ドローやフェードを打ち分けたい中上級者にとっても扱いやすいですね。

打ちやすさ(抜けの良さ)【4.0】

ソールは適度な幅があり、スムーズに振り抜くことができます。

ダフリのミスにも比較的寛容で、インパクトでヘッドが地面に刺さりにくい設計です。

上がりやすさ【4.0】

ある程度のヘッドスピードがあれば、力強い中弾道で飛んでいきますが、M6アイアンのようにボールは上がりやすくはないです。

アイアンでボールが上がらないと感じている方はM6アイアンのほうがおすすめですね。

つかまりの良さ【3.5】

ネック形状はセミグースで、適度なつかまりはありますが、オートマチックにドローが出るほどではありません。

ニュートラルに近い性能で、インサイドからヘッドを入れやすいゴルファーにとっては自然につかまったボールが出ますが、スライサーが劇的に改善するほどの強いドローバイアスはないですね。

構えやすさ【4.5】

トップブレードは比較的薄く、オフセットも少なめで、非常にシャープで構えやすいヘッド形状です。

ターゲットに対してスクエアにセットアップしやすく、中級者から上級者が好む顔つきと言えるでしょう。

安心感よりも、操作性を重視するゴルファーにマッチします。

打感【4.0】

スピードブリッジ構造がヘッドの振動を抑制するため、インパクト時の打感が向上しています。

ボールがフェースに乗る感覚があり、柔らかさの中にも弾き感を感じられるフィーリングです。

芯で捉えた時の感触は非常に心地よく、打っていて楽しいアイアンですね。

M5アイアンの評価【4.5/5.0】

総合評価4.5点

M5アイアンは、飛距離性能、操作性、打感のバランスが非常に高いレベルでまとまっている優れたアイアンです。

ややアスリート向けの要素も持ち合わせつつ、ミスヒットへの寛容性も確保されているため、向上心のある中級者から、安定性を求める上級者まで幅広いゴルファーに対応できます。

ストロングロフトによる飛距離アップの恩恵も大きく、スコアメイクに貢献してくれるでしょう。

総合的に見て、非常にバランスの取れた優秀なアイアンだと評価できます。

合う人・合わない人

合う人
合わない人

初心者・中級者・上級者毎のおすすめ度

  • 初心者 ):完全な初心者向けというよりは、ある程度スイングが固まってきた段階のゴルファーにおすすめです。
  • 中級者 ):飛距離、寛容性、操作性を両立しており、幅広いゴルファーが恩恵を受けられるでしょう。
  • 上級者 ):操作性を重視する上級者でも十分使える性能を持っていますが、マッスルバックやキャビティバックを好むゴルファーにとっては、打感や操作性の面で物足りなさを感じる可能性があります。

M5アイアンの選び方

スチール・カーボン

アイアンのシャフトには、大きく分けて「スチール」「カーボン」の2種類があります。

それぞれの素材には特徴があり、ゴルファーのスイングやパワー、求めることによって合う・合わないが変わってきます。

一般的にはアイアンはスチールという印象が強いですが、最近ではプロでもアイアンにカーボンシャフトを使う選手がいたり、重めでしっかりしたアイアン用カーボンシャフトも増えています。

可能であれば、実際にゴルフショップなどで両方のシャフトを試打してみて、振りやすさや打感、ボールの飛び方などを比較してみるのがおすすめです

素材スチールカーボン
重さ重い軽い
しなりしなりにくいしなりやすい
振動伝わりやすい伝わりにくい
トルク小さい大きい
飛距離出にくい出やすい
コントロール方向性高い方向性低い
体への負担大きい小さい
価格安価高価

スチールシャフトのメリット・デメリット

<スチールシャフトのメリット>

  • コントロール性能が高い(方向性が安定しやすい)
  • トルクが小さいので、インパクトでヘッドがブレにくい
  • シャープな打感が得られる
  • カーボンと比べると価格が比較的安い

<スチールシャフトのデメリット>

  • 重いので、ある程度のパワーが必要
  • しなりが少ないので、ヘッドスピードを上げにくい(飛距離が出にくい傾向)
  • 振動が伝わりやすく、体への負担が大きい場合がある

<こんな人におすすめ>

  • パワーに自信がある人
  • 飛距離よりも方向性やコントロールを重視する人
  • しっかりとした(シャープな)打感が好きな人
  • クラブの重さを感じて安定したスイングをしたい人
  • 予算を抑えたい人

カーボンシャフトのメリット・デメリット

<カーボンシャフトのメリット>

  • 軽いので、ヘッドスピードを上げやすい(飛距離が出やすい)
  • シャフトのしなりを活かして飛ばせる
  • 振動吸収性が高く、体への負担が少ない(マイルドな打感)
  • 設計自由度が高く、様々な特性のシャフトがある

<カーボンシャフトのデメリット>

  • 軽いので、スイングが不安定になることがある(特にパワーがある人)
  • トルクが大きいモデルだと、ボールが左右に散らばりやすいことがある
  • 価格が比較的高い

<こんな人におすすめ>

  • パワーに自信がない人、楽に振りたい人
  • 飛距離を伸ばしたい人
  • 体への負担を減らしたい人(シニア、女性、肘や手首に不安がある人)
  • マイルドな打感が好きな人
  • ドライバーやウッドの流れに合わせてアイアンも軽くしたい人

クラブ重量(シャフト重量)

ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。

推奨HSドライバーFWUTアイアンウェッジ
~35m/s40g~40g~50g60g~75g~75g~85g
35m/s~45g~45g~50g65g~80g~80g~90g
40m/s~50g~50g~60g70g~90g~90g~100g
45m/s~60g~60g~70g80g~100g~100g~110g
50m/s~70g~70g~80g90g~110g~110g~120g

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、90g~100g前後のシャフトが基準となります。

クラブの硬さ(シャフトの硬さ)

クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。

  • HS35m/s~:シャフト重量80g~90gに近いシャフトの硬さ
  • HS40m/s~:シャフト重量90g~100gに近いシャフトの硬さ
  • HS45m/s~:シャフト重量100g~に近いシャフトの硬さ

自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、R~Sのシャフトの硬さが基準となります。

トルク

トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。

トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。

一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。

トルクHSトップ
のタメ
つかまりフック改善スライス改善操作性
2.5~(大)40m/s~
2.0~2.5(中)43m/s~
1.5~1.9(小)46m/s~

クラブの調子・バランス

シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けて先調子・中調子・元調子の3種類あります。

つかまりが良く飛距離が欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。

また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。

  • 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり高弾道でキャリーが出やすい
  • 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子
  • 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い
調子キック
ポイント
つかまり弾道の高さキャリーラン操作性
先調子先端
中調子中央
元調子手元

バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。

C5C4C3C2C1D0D1D2D3D4D5

C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。

バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。

  • 体力とのマッチング:バランスが重すぎると、スイング中にクラブを持て余したり、振り遅れたりする原因になるので、自分の体力に合ったバランスを選ぶことが大切です
  • スイングタイプとの相性: ヘッドを大きく使って飛ばしたいタイプか、コンパクトにコントロールしたいタイプかによって、合うバランスが異なる場合があります
  • フィーリング:数値だけでなく、実際にクラブを振ってみて、フィーリングが良いと感じるバランスを選ぶことが最も重要です
  • クラブの長さと重さ:長いクラブはヘッドが軽くてもバランスが出やすく、短いクラブはヘッドを重くしないとバランスが出にくい傾向があるので、クラブの長さや総重量との兼ね合いも考慮しましょう
  • カスタムフィッティング:可能であればゴルフショップの専門家やフィッターに相談し、自分のスイングや体力に合ったバランスを計測してもらうのが最も確実な方法です

アマチュアゴルファーにとって「おすすめのバランス」は、個々の条件によって異なります。

一般的な目安となるC8〜D2程度から試してみて、実際に振ってみたフィーリングを重視して選ぶことが大切です。

M5アイアンのまとめ

総合評価4.5点

M5アイアンは、高い飛距離性能とミスへの寛容性を持ちながら、操作性や打感も優れたバランスの取れたアイアンです。

特に、飛距離と寛容性を両立させたい中級者ゴルファーにおすすめできます。

これからアイアンの買い替えを検討している方は、中古ショップ等で是非M5アイアンを試してみてください。

数世代前のアイアンですが、多くのゴルファーが違和感なく使える優秀なアイアンです。

シャフトはご自身のレベルや目指すゴルフに合わせて選んでくださいね。

【参考】テーラーメイドの記事一覧

ドライバー

アイアン