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2020年にテーラーメイドが発売した「SIMMAX-D フェアウェイウッド」。
「D」は「Draw(ドロー)」の頭文字であり、その設計思想は明確です。ボールをつかまえやすくし、多くのゴルファーが悩むスライス回転を軽減することでより楽に高弾道のドローボールを打ち、安定した飛距離と方向性を手に入れることを目指しているフェアウェイウッドです。
テーラーメイドが誇る数々のテクノロジーと、アマチュアゴルファーのニーズに応えるやさしさが融合したこのクラブは、発売から時間が経過した現在でも、中古市場を中心に根強い人気を保っています。
スペック情報から実際に試打した評価、選び方を見て参考にしてみてください。
詳細情報
TENSEI BLUE TM50 | |
ロフト角(°) | 16(3W)/19(5W)/22(7W) |
ライ角(°) | 57/57.5/58 |
ヘッド体積(㎤<㏄>) | 190/165/165 |
長さ(インチ) | 43.25/42.25/41.75 |
フレックス | S/SR/R |
クラブ重量(g) | 311/309/307 |
シャフト重量(g) | 51/49/47 |
トルク | 4.4/4.8/5.0 |
バランス | D1/D1/D1 |
キックポイント | 中 |
シャフト | HS 35m/s~ | HS 40m/s~ | HS 45m/s~ |
標準 |
一般的なロフト角よりもプラス1度された、3W=16度、5W=19度、7W=22度で用意されています。
SIMフェアウェイウッドと異なり、SIMMAXフェアウェイウッドとSIMMAX-Dフェアウェイウッドにはカチャカチャ機能が付いていないので、ロフト角やライ角、フェース角を変更することができません。
ロフト角やライ角、フェース角を変更したい場合はSIMフェアウェイウッドを選びましょう。
シャフトはTENSEI BLUE TM50のみで、カスタムシャフトは用意されていません。
グリップはTM Tour Velvet 360 Gray/Blueが標準設定です。

テクノロジー

Vスチールソール
テーラーメイドのフェアウェイウッドの代名詞ともいえるソール形状。
地面との接地面積を最小限に抑えることで、芝の抵抗を減らし、ラフや傾斜地など、あらゆるライからのショットで抜群の「抜けの良さ」を発揮します。
同時に低重心化にも寄与し、ボールの上がりやすさをサポートします。
ツイストフェース
ゴルファーの打点傾向を分析し、フェース面を立体的に「ねじる」ことで、芯を外した際のギア効果(サイドスピン)を最適化。
トゥ上部でのヒットではフェースを開き、ヒール下部でのヒットではフェースを閉じる方向に作用し、弾道の左右のブレを抑制することで、ミスショット時でも平均飛距離の向上に貢献します。
C300 ステンレススチールフェース
高強度で反発性能に優れたC300マレージング鋼をフェース素材に採用。
薄肉化を可能にし、フェース全体の反発エリアを広げ、高いボール初速を実現します。
貫通型スピードポケット
ソール前方に設けられた溝が、フェース下部でヒットした際のフェースのたわみを増大させます。
これにより、薄い当たりでもボール初速の低下を最小限に食い止め、飛距離ロスを軽減します。
ドローバイアス設計
SIM MAX-Dの最大の特徴です。
ヘッド内部のウェイトをヒール(ネックに近い側)寄りに配置。さらに、フェースアングルもわずかにクローズ(左を向く)に設定することで、インパクト時にフェースが自然にターンしやすくなり、ボールのつかまりを向上させます。
これにより、スライス回転を軽減し、ドローボール、あるいはストレートに近い弾道へと導きます。
飛距離の目安
HS | 3W | 5W | 7W | 9W |
HS46m/s | 235y | 220y | 205y | 190y |
HS43m/s | 220y | 205y | 190y | 175y |
HS40m/s | 205y | 190y | 175y | 160y |
HS37m/s | 190y | 175y | 160y | 145y |
※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです
飛距離はキャリー計算で、ご自身のヘッドスピードに合った欄の飛距離を想定飛距離の目安としてください。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々のスイングや技量、使用ボールによって変動します。
- SIMMAX-Dフェアウェイウッド(ロフト19度)
- TENSEI BLUE TM50(シャフトS)
- ユピテルのゴルフスイングトレーナー「GST-7BLE」を使用して計測
- 飛距離はキャリー計算
- 練習場のレンジボールを使用
- 打者スペック(身長178cm/78kg/握力右55kg左60kg)
飛距離性能 | 4.0点 | |
ミスへの寛容性 | 5.0点 | |
操作性 | 2.0点 | |
打ちやすさ (抜けの良さ) | 3.0点 | |
上がりやすさ | 5.0点 | |
つかまりの良さ | 5.0点 | |
構えやすさ | 3.5点 | |
打感 | 3.0点 |
飛距離性能【4点】

ヘッドスピード | 44.8m/s |
ボールスピード | 63.0m/s |
飛距離(キャリー) | 232ヤード |
ミート率 | 1.40 |
高弾道でキャリーが出やすく、楽に飛距離を伸ばせる印象です。
極端な低スピンではなく、適度なスピン量で高弾道のキャリーボールが打てるため、安定して距離を稼げます。
「ぶっ飛び系」というよりは、「やさしく狙った距離を安定してキャリーで打てる」という印象です。
ミスへの寛容性【5点】
ツイストフェースの効果は絶大で、芯を多少外しても左右の曲がり幅が驚くほど少ないです。
「あっ、ミスった!」と思ったショットでも、コース内に残ってくれる確率が格段に上がります。
また、スピードポケットのおかげで、フェース下目の薄い当たりでも飛距離の落ち込みが少なく、前に進んでくれます。
ヘッドサイズも大きめで安心感があり、とにかくミスに強く寛容性が高いクラブです。
操作性【2点】
ドローバイアス設計のため、意図的にフェードを打つなどの操作はしにくい側面があります。]
オートマチックにドロー系の球を打ちたいゴルファー向けの性能です。
打ちやすさ(抜けの良さ)【3点】
Vスチールソールの効果でソールが滑るように抜けていき、ボールをクリーンに拾ってくれます。
ダフリのミスにも強く、地面にヘッドが突き刺さるような感覚はほとんどありませんでした。
ただ、ヘッドが大きめなので、SIMフェアウェイウッドと比べて抜け感は悪いです。
上がりやすさ【5点】
低重心設計とVスチールソールの効果により、本当に楽にボールが上がります。
払い打つように打っても、特別な意識をしなくても、理想的な高弾道を描いてくれます。
地面から直接打つフェアウェイウッドが苦手なゴルファーにとっては、この上がりやすさは大きな武器になるでしょう。
つかまりの良さ【5点】
ボールのつかまり具合は満点です。
ヒール寄りの重心設計とクローズなフェースアングルが強力に作用し、インパクトで自然にフェースがスクエア、あるいはややクローズに戻ってきます。
普段スライスに悩んでいるゴルファーが打つと、驚くほど素直なストレートボールや、憧れの軽いドローボールが出やすくなります。
ただし、元々持ち球がドローやフック系のゴルファーにとっては、つかまりすぎて左へのミス(チーピン)を誘発する可能性もあるため、注意が必要です。
また、ヘッドスピードが45m/s以上の方が標準シャフトを使うとつかまり過ぎてしまうので、カスタムシャフトに変更することを検討してください。
構えやすさ【3.5点】
ヘッド形状はオーソドックスで、大きめのフェースと相まって安心感はあります。
目標に対してスクエアに構えやすいですが、ドローバイアス設計のため、人によっては少し左を向いているように感じるかもしれません。
打感【3点】
複合素材ヘッド特有の、やや軽快で弾きの良い打感です。
フェースにボールが乗るというよりは、弾き飛ばす感覚が強いかもしれません。
芯を食った時の感触は心地よいですが、寛容性が高い分、芯を外した時との打感の差はやや分かりにくいかもしれません。
好みが分かれる部分ですが、決して悪い打感ではありません。
総合評価 | 4.0点 |
試打評価からも明らかなように、SIM MAX-D フェアウェイウッドは「やさしく、高く、つかまる」クラブです。
特筆すべきはその寛容性の高さとドローバイアス性能。
ミスヒットに強く、意識しなくても自然とボールがつかまり、高弾道のドローボールで飛距離を伸ばせる可能性を秘めています。
Vスチールソールの抜けの良さも相まって、フェアウェイウッドが苦手なゴルファーでも、自信を持って振り抜けるでしょう。
一方で、操作性は高くなく、インテンショナルなショットを打ちたい上級者には物足りなさを感じるかもしれません。
打感もやや軽めで好みが分かれる可能性があります。
しかし、多くの一般的なアマチュアゴルファー、特にスライサーにとっては、スコア改善に直結する強力な武器となり得るフェアウェイウッドです。
合う人・合わない人
- スライスに悩んでいる:ドローバイアス設計が、自然なボールのつかまりをサポートします。
- フェアウェイウッドで球が上がりにくい:高弾道設計により、楽にキャリーを出すことができます。
- ミスヒットが多い:高い寛容性で、打点のズレに強く、平均飛距離を伸ばせます。
- 楽にオートマチックにドローボールを打ちたい:操作性よりも、安定したドロー弾道で打ちやすいです。
- フェアウェイウッドに苦手意識を持っている:やさしさと抜けの良さで、苦手克服のきっかけになる可能性があります。
- フック系のミスが多い:ドローバイアス設計により、さらに左へのミスを助長する可能性があります。
- 操作性を重視し、球筋を打ち分けたい:オートマチック性が高いため、意図的な操作はしにくいです。
- ボールが上がりすぎてしまう:元々高弾道の方は、吹け上がってしまう可能性があります。
- しっかりとした打感がほしい:弾き系の打感が好みでない場合があります。
初心者・中級者・上級者毎のおすすめ度
- 初心者(◎):非常に高い寛容性と球の上がりやすさ、つかまりの良さは、まさに初心者の悩みを解決してくれます。難しいフェアウェイウッドのイメージを払拭し、ゴルフをより楽しくしてくれるでしょう。最初の1本としても最適です。
- 中級者(○): スライス傾向があり、安定して飛距離を出したい中級者には非常におすすめです。スコアメイクの武器になります。ただし、持ち球がドローの方や、さらなる操作性を求める段階になると、他のモデルも選択肢に入ってくるでしょう。
- 上級者(△):オートマチックな性能とドローバイアスが、上級者の求める操作性と相反する場合があります。特定の状況(例えば、確実にドローを打ちたいホールなど)での使用は考えられますが、メインのフェアウェイウッドとしては選びにくいかもしれません。
ロフト角

フェアウェイウッドの一般的なロフト角は3度刻みの、3W(15度)・5W(18度)・7W(21度)・9W(24度)となっています。
番手 | 3W | 5W | 7W | 9W |
ロフト角 | 15度 | 18度 | 21度 | 24度 |
長さ(インチ) | 43 | 42 | 41 | 40 |
難易度 | ||||
ミート率 | ||||
弾道 | ||||
難易度 |
- ティーショットでも多用し、飛距離を重視するなら3W
- 最も汎用性が高く、地面からも打ちやすいバランスの取れた5W
- よりやさしさを求め、長い距離を楽に運びたい、ロングアイアン代わりなら7W・9W
ドライバーの次に長いクラブとなる3番ウッドが一番難しく、ヘッドスピードが速くスイングが安定していないと使いこなすのが難しいです。
ゴルフ初心者の方やスイングが安定していないアマチュアゴルファーの方は、まずは5番ウッドを選ぶのがおすすめ。
5番ウッドは3番ウッドより短くミート率が上がるので、3番ウッドと同じくらい飛んでくれます。
ヘッドスピードが速く3番ウッドもきれいにミートできるようスイングが安定してきたら、3番ウッドを選択肢に入れましょう。
7番・9番ウッドはウッド型ユーティリティ、アイアン型ユーティリティ、ロングアイアンと飛距離が被ってくるので、自分が得意なクラブでセッティングするのがおすすめです。
クラブ重量(シャフト重量)

ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。
推奨HS | ドライバー | FW | UT | アイアン | ウェッジ |
~35m/s | 40g~ | 40g~50g | 60g~ | 75g~ | 75g~85g |
35m/s~ | 45g~ | 45g~50g | 65g~ | 80g~ | 80g~90g |
40m/s~ | 50g~ | 50g~60g | 70g~ | 90g~ | 90g~100g |
45m/s~ | 60g~ | 60g~70g | 80g~ | 100g~ | 100g~110g |
50m/s~ | 70g~ | 70g~80g | 90g~ | 110g~ | 110g~120g |
※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです
ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。
アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、50g前後のシャフトが基準となります。
クラブの硬さ(シャフトの硬さ)

クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。
- HS35m/s~:シャフト重量45g~50gに近いシャフトの硬さ
- HS40m/s~:シャフト重量50g~60gに近いシャフトの硬さ
- HS45m/s~:シャフト重量60g~70gに近いシャフトの硬さ
自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。
アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、R~Sのシャフトの硬さが基準となります。
標準シャフトかカスタムシャフトかで重量は変わってきますが、体力がありヘッドスピードが速い20代、30代、40代、50代のゴルファーの方はSで、60代以上のゴルファーの方はクラブが重く感じてきたらRに移行するのがおすすめです。
トルク

トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。
トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。
一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。
トルク | HS | トップ のタメ | つかまり | フック改善 | スライス改善 | 操作性 |
4.0~(大) | 40m/s~ | 強 | ||||
3.5~3.9(中) | 43m/s~ | 中 | ||||
3.0~3.4(小) | 46m/s~ | 弱 |
クラブの調子・バランス

シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けて先調子・中調子・元調子の3種類あります。
つかまりが良く弾道の高さが欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。
また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。
- 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり高弾道でキャリーが出やすい
- 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子
- 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い
調子 | キック ポイント | つかまり | 弾道の高さ | キャリー | ラン | 操作性 |
先調子 | 先端 | |||||
中調子 | 中央 | |||||
元調子 | 手元 |
バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。
C5 | C4 | C3 | C2 | C1 | D0 | D1 | D2 | D3 | D4 | D5 |
C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。
バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。
- 体力とのマッチング:バランスが重すぎると、スイング中にクラブを持て余したり、振り遅れたりする原因になるので、自分の体力に合ったバランスを選ぶことが大切です
- スイングタイプとの相性: ヘッドを大きく使って飛ばしたいタイプか、コンパクトにコントロールしたいタイプかによって、合うバランスが異なる場合があります
- フィーリング:数値だけでなく、実際にクラブを振ってみて、フィーリングが良いと感じるバランスを選ぶことが最も重要です
- クラブの長さと重さ:長いクラブはヘッドが軽くてもバランスが出やすく、短いクラブはヘッドを重くしないとバランスが出にくい傾向があるので、クラブの長さや総重量との兼ね合いも考慮しましょう
- カスタムフィッティング:可能であればゴルフショップの専門家やフィッターに相談し、自分のスイングや体力に合ったバランスを計測してもらうのが最も確実な方法です
アマチュアゴルファーにとって「おすすめのバランス」は、個々の条件によって異なります。
一般的な目安となるC8〜D2程度から試してみて、実際に振ってみたフィーリングを重視して選ぶことが大切です。
何本必要?

昔はフェアウェイウッドが当たり前のようにセッティングされていましたが、ユーティリティが増えてきた現在、絶対に必要なクラブではないです。
ゴルフは再現性のスポーツなので、構えた時から打てなさそうなクラブや不得意なクラブはセッティングすべきではないと考えます。
「フェアウェイウッドはやさしい」は正しいですが、ゴルファー全員に合うかというとNOです。
フェアウェイウッドが得意であれば入れて、得意じゃなければ代替となるウッド型ユーティリティやアイアン型ユーティリティをセッティングしましょう。
得意なクラブ | フェアウェイウッド | ウッド型 ユーティリティ | アイアン型 ユーティリティ |
3W(15°) | 230y | – | – |
5W(18°)/3UT(19°) | 215y | 205y | 205y |
7W(21°)/4UT(22°) | 200y | 195y | 195y |
9W(24°)/5UT(25°) | 185y | 180y | 180y |
※ドライバーのヘッドスピード約45m/s程度で飛距離を計算
3Wのように飛ぶユーティリティはカスタムしない限りないので代替することはできませんが、それ以外の飛距離はある程度カバーすることが可能です。
自分が得意なクラブを中心にセッティングすることがスコアアップの近道だと考えます。
フェアウェイウッドが得意であれば、3W・5W・7W・9Wとセッティングに入れるのがおすすめですね。

フェアウェイウッドとユーティリティの大きな違いは、ヘッド体積・クラブの長さ(インチ)・弾道の高さです。
フェアウェイウッドの7番(21度)で比較した結果が以下になります。
クラブの種類 | フェアウェイウッド | ウッド型 ユーティリティ | アイアン型 ユーティリティ |
ロフト(°) | 21 | 22 | 22 |
ヘッド体積(cc) | 150 | 100 | 50 |
長さ(インチ) | 41 | 39.5 | 39.5 |
飛距離 | 200y | 195y | 195y |
寛容性 | |||
ミート率 | |||
弾道の高さ | |||
風の影響 | |||
ランの出方 |
※ドライバーのヘッドスピード約45m/s程度で飛距離を計算
フェアウェイウッドはヘッド体積が大きくシャフトも長いので、高弾道で飛びます。ただし、シャフトが長い分ミート率がユーティリティよりも低いです。
ウッド型・アイアン型ユーティリティはシャフトが短い分ミート率は高いですが、体積が小さいのでフェアウェイウッドに比べて弾道の高さは出にくいです。
総合評価 | 4.0点 |
前作のM5/M6シリーズから3モデルになって発売されたSIMシリーズ。
SIMシリーズは、前作のM5/M6と比べヘッドが一回り大きくなっており、より飛距離と寛容性が高い設計となっています。
SIMMAX-Dフェアウェイウッドは、シリーズの中で一番ヘッドは大きいですが抜け感が良く、思った以上につかまりが良いので、スライスに悩んでいる方、スライス幅を軽減したい方に合うフェアウェイウッドに仕上がってました。
逆に、左方向への引っかけやチーピンが多い方は、SIMまたはSIMMAXのほうがおすすめですね。操作性を省けば、総合点が高くおすすめできるフェアウェイウッドです。
今回試打したSIMMAX-Dフェアウェイウッドは、アマチュアゴルファーの悩みに多いスライスを軽減することができるので、悩んでいる方は是非試してもらいたいですね。
最新モデルから数世代前のクラブですが、つかまりとスライスに悩んでいる方は、中古ショップ等で見つけた際に手に取って試してみてください。