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今回は2018年2月に発売され、現在はグローバルスペックとして発売されているM4アイアンを紹介していきます。
M4アイアンは飛距離&寛容性に特化しており、ポケットキャビティでソールも厚いのでダフリにくく払い打ちでも飛んでくれるアイアンです。
発売から4年経った現在(2022年)でも、グローバルスペックとして発売されるほど人気のアイアンとなっています。
結論、ターゲット層は初心者~中級者で、スイングが安定せず打点がズレやすい方、飛距離が少し落ちてきた方におすすめのアイアンでした。
M4アイアンのスペック・試打・評価結果を見て参考にしてみてください。
<M4アイアンの評価>
シャフト | HS 35m/s~ | HS 40m/s~ | HS 45m/s~ |
Fujikura Atmos Red | |||
KBS MAX85 |
- 高弾道で飛ぶ
- 寛容性が高くスイートスポットが広い
- ミスショットを助けてくれる
- つかまりが良い
- 価格が安い
- スピン量が少ない
- フェードボールが打ちにくい
詳細情報
Fujikura Atmos Red | Fujikura Atmos Red | KBS MAX85 | |
クラブ重量(g)※5I | 381 | 391 | 395 |
シャフト重量(g) | 72.5 | 83 | 87 |
硬さ | R | S | S |
調子 | 中 | 中 | 先中 |
バランス | D0/D1(8,9,PW,AW)/D2(SW) | D0/D1(8,9,PW,AW)/D2(SW) | D2/D2.5(AW/)D3(SW) |
トルク | 2.8 | 2.7 | 2.1 |
番手 | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | AW | SW |
ロフト角(°) | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
ライ角(°) | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 64 | 64,5 | 64,5 | 64,5 |
長さ(インチ) | 38.5 | 37.88 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.5 | 35.25 |
シャフト | HS 35m/s~ | HS 40m/s~ | HS 45m/s~ |
Fujikura Atmos Red | |||
KBS MAX85 |
M4アイアンの7Iのロフト角は28.5度でロフトが立っている飛び系アイアンです。
ライ角も0.5~1.0°ほど大きくなっているのでつかまりがよく、右方向(スライス)へのミスショットを軽減することができます。
テーラーメイドの初心者向けクラブでは、毎年ほぼ同じロフトなのでユーザーにとって最適解なロフトといえます。
ライ角が大きいモデルを選びたい方はM4、SIM2 MAX、SIM2 MAX OS、ステルスを選びましょう。
モデル | 3I | 4I | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | AW | SW |
P7MB | 21 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 43 | 47 | – | – |
P7MC | 20 | 23 | 26 | 30 | 34 | 38 | 42.5 | 47 | – | – |
P790(2021) | 19 | 21 | 23.5 | 26.5 | 30.5 | 35 | 40 | 45 | – | – |
P770(2020) | 19.5 | 22.5 | 25.5 | 29 | 33 | 37 | 41.5 | 46 | – | – |
ステルス | – | – | 21 | 24 | 28 | 32 | 37 | 43 | 49 | 54 |
SIM2MAX | – | – | 21.5 | 25 | 28.5 | 32.5 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
SIM2MAXOS | – | – | 19 | 22.5 | 25.5 | 30.5 | 35.5 | 41 | 47 | 53 |
SIMMAX | – | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 32.5 | 38 | 43 | 49 | 54 |
SIMMAXOS | – | 17 | 19 | 22.5 | 26 | 30.5 | 35.5 | 41 | 47 | 53 |
SIMグローレ | – | – | 21 | 24 | 27 | 31.5 | 36 | 41 | 47 | 54 |
M6 | – | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
M4 | – | – | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
2022年現在発売されているグローバルスペックのシャフトは、カーボンのFujikura Atmos Red、スチールのKBS MAX85のラインナップです。
グリップはTaylorMade DualFeelが標準設定されています。
テクノロジー
リブコア
フェース部分の両脇に「リブコア」を搭載しており、ボールへ効率よくエネルギーを伝えることができるので、ボールの初速アップが期待できます。
低重心
ソール幅が広くポケットキャビティ型なのでより低重心をすることができ、払い打ちでも高弾道で飛ばすことが期待できます。
貫通型スピードポケット
貫通型スピードポケットによりフェース下部の反発力を増やすことができます。
ポケットキャビティの特徴
ポケットキャディアイアンは、ヘッドが大きくソール幅も広く設計されているので、ボールに当てやすくダフリにも強い初心者向きの形状です。
フェースの裏側を削りポケットのような形になっているのが特徴。
ソール幅が広いので寛容性も高く、アマチュアゴルファーに多い払い打ちでも安定した飛距離・弾道が期待できます。
ゴルフ初心者の方や飛距離が落ちてきた方におすすめの形状です。
ソール幅
ソール幅 | 寛容性 | ダフリ | 抜け |
狭い | |||
少し広い | |||
広い |
M4アイアンのソール幅は広いので、ダフリやトップ等のミスショットに強く、飛距離性能が高いです。
スイートスポットも広くボールも上がりやすいので、初心者~中級者の方におすすめの形状となっています。
トップブレード
トップブレード | 寛容性 | 操作性 | 構えやすさ |
薄い | |||
少し厚い | |||
厚い |
M4アイアンのトップブレードは厚いので、構えた時に安心感がありやさしく感じます。
飛距離性能と直進性が高く、打点が少しズレても安定した弾道で飛んでくれるので寛容性が高いです。
グースネック
ネック | つかまり | 直進性 | 操作性 |
ストレート | |||
グース |
フェース プログレッション | つかまり | 操作性 | 弾道の高さ |
大きい | |||
小さい |
- フェースプログレッション:シャフトの中心線からクラブのリーディングエッジまでの長さ
M4アイアンはグースネックでフェースプログレッションも小さいので、つかまりが良いアイアンとなっています。
つかまりが良いので、スライス改善にもなり直進性が高いです。
ストレートネックと比べ操作性は劣りますが、高弾道で直進性の高いボールを打つことができます。
クラブ重量の選び方
ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。
※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです
推奨HS | ドライバー | FW | UT | アイアン | ウェッジ |
~35m/s | 40g~ | 40g~50g | 60g~ | 75g~ | 75g~85g |
35m/s~ | 45g~ | 45g~50g | 65g~ | 80g~ | 80g~90g |
40m/s~ | 50g~ | 50g~60g | 70g~ | 90g~ | 90g~100g |
45m/s~ | 60g~ | 60g~70g | 80g~ | 100g~ | 100g~110g |
50m/s~ | 70g~ | 70g~80g | 90g~ | 110g~ | 110g~120g |
ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。
M4アイアンで採用されている2本のシャフトで比較すると以下になります。
シャフト | 硬さ | 重量 | 対象HS |
Fujikura Atmos Red | S/R | 70~ 80g台 | 35m/s ~40m/s |
KBS MAX85 | S | 80g台 | 40m/s~ |
力が弱くなってきた方やヘッドスピードが遅くなってきた方にはカーボンシャフトのFujikura Atmos Red、平均的な男性ゴルファーにはスチールシャフトのKBS MAX85がおすすめです。
クラブの硬さの選び方
クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。
- ヘッドスピード35m/s~:シャフト重量80gに近いシャフトの硬さ
- ヘッドスピード40m/s~:シャフト重量90gに近いシャフトの硬さ
- ヘッドスピード45m/s~:シャフト重量100gに近いシャフトの硬さ
- ヘッドスピード50m/s~:シャフト重量110gに近いシャフトの硬さ
まずはカタログスペックのシャフト重量を確認して、シャフトの硬さを選ぶのがおすすめです。
自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。
M4アイアンのシャフトで選ぶと以下になります。
HS | シャフト | 硬さ | 重量 |
35m/s~ | Fujikura Atmos Red | R | 72.5g |
40m/s~ | Fujikura Atmos Red KBS MAX85 | S | 83g/87g |
Fujikura Atmos RedのSとKBS MAX85のSは同じ重量帯ですが、カーボンシャフトとスチールシャフトで異なるため球筋や打感が変わってきます。
実際に試打をして確かめるか、現在使用しているシャフトに応じて選びましょう。
トルクの選び方
トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。
トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。
一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。
SIM2MAXアイアンのトルク値で比較すると以下になります。
シャフト | トルク | HS | トップ のタメ | つかまり | フック改善 | スライス改善 | 操作性 |
Fujikura Atmos Red | 2.7/2.8 | 遅い | 強 | ||||
KBS MAX85 | 2.1 | 普通 | 中 |
※トルク値:1.5~1.9(小) 2.0~2.5(中) トルク2.5~(大)
M4アイアンのスチールはトルク2.1とスチールの中では大きいので、ボールのつかまりがよく初心者向けとなります。
カーボンシャフトはスチールよりトルクが大きいので、よりボールがつかまり飛距離アップが期待できます。
クラブの調子・バランスの選び方
シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けて先調子・中調子・元調子の3種類あります。
つかまりが良く飛距離が欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。
また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。
調子 | キック ポイント | つかまり | 飛距離 | 弾道の 高さ | 操作性 |
先調子 | 先端 | ||||
中調子 | 中央 | ||||
元調子 | 手元 |
- 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり飛距離が一番でやすく高弾道になりやすい。
- 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子。
- 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い。
Fujikura Atmos Redは中調子なので万人向け、KBS MAX85は先中調子となっているためつかまりがよく飛距離が期待できます。
バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。
C5 | C4 | C3 | C2 | C1 | D0 | D1 | D2 | D3 | D4 | D5 |
C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。
バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。
M4アイアンはD0~D1がメインバランスとなっているので、比較的軽く振ることができます。
バランスを正確に調整したい時は近くのゴルフショップに持ち込むと調整してくれるのでおすすめです。
M4アイアンのロフト角から算出した飛距離の目安が以下の表になります。あくまでも計算上の飛距離なので参考程度にしてください。
自身のドライバー飛距離またはヘッドスピードに合った欄が想定飛距離となります。
※飛距離はキャリー計算となります
番手 | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | AW | SW |
ロフト角 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
260ヤード HS47m/s | 197y | 187y | 176y | 164y | 148y | 133y | 115y | 100y |
240ヤード HS43m/s | 183y | 174y | 164y | 152y | 136y | 121y | 103y | 88y |
220ヤード HS40m/s | 171y | 162y | 152y | 140y | 124y | 109y | 91y | 76y |
200ヤード HS36m/s | 158y | 149y | 140y | 128y | 112y | 97y | 79y | 64y |
- 7番アイアン(ロフト28.5度)
- KBS MAX85(シャフトS)
- ユピテルのゴルフスイングトレーナー「GST-7BLE」を使用して計測
- 飛距離はキャリー計算
- 練習場のレンジボールを使用
- 打者スペック(身長178cm/78kg/握力右55kg左60kg)
複数試打した平均値の結果となります。
ユピテルのデータで平均180ヤード以上飛んでいるので飛距離性能は十分です。
シャフト重量が80g台なので気持ち良く振ることができますが、時々手打ちになってしまい左に引っ掛けてしまう球が何球かありました。
何球か打っていくと重量に慣れていき、高弾道で直進性の高い球を打ち込むことができます。
打感は少し弾く感じがしますが好きな打感です。昔のアイアンと比べると格段に柔らかく打ってて気持ち良かったです。
ボールの操作性に関しては、グースが効いているヘッドなのでフックは打ちやすくフェードは打ちにくい感じでした。
ヘッドは大きめですが構えやすく、スイートスポットも広いので多少打点がズレても安定して飛んでくれます。
球の高さも申し分なく、払い打ちで問題なく高弾道で飛びます。
飛距離【4.5】
180ヤード以上飛んでいるので飛距離性能は十分です。クラブが低重心設計なので払い打ちでも直進性が高い高弾道で飛んでくれます。
寛容性【4.5】
リブコアのおかげか、打点が上下左右にズレても安定した弾道で飛んでくれます。
ヘッドも大きくスイートスポットが広いので安心して打つことが可能です。
操作性【3.5】
グースが効いているのでドローボールは打ちやすかったです。
フェードボールを打つことは可能ですが、飛び系アイアン以外のクラブと比較すると難しかったです。
操作性を求める方は他のクラブを選択してもいいかもしれません。
ボールの操作はしない方は飛距離・高弾道・直進性に特化した良いアイアンなのでおすすめです。
構えやすさ【4.0】
トップブレードが厚めで安心感をもってアドレスできます。
トップブレードが厚いのは苦手…という方は構えづらいかもしれませんね。ここに関しては個々の好みによります。
つかまり【4.0】
適度にオフセットが設けられているのでアドレス時からつかまりが良さそうイメージが湧きやすいです。
実際に打ってもつかまりが良いので気持ちよくボールを打つことができました。
打感【4.0】
打感は柔らかく仕上がっており気持ち良く打つことができます。
若干の弾き感はありますが、バシバシ弾く感じはなかったです。
- これからゴルフを始める初心者の方
- コスパが良いアイアンが欲しい方
- 飛距離が落ちてきた方
- 球が上がらなくなってきた方
- アイアンの直進性を上げたい方
- スライサーでスライス幅を減らしたい方
- 寛容性が高くやさしいアイアンを使いたい方
番手 | 1W | 3W | 5W | 4U | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | AW | AW | SW |
ロフト角 | 10.5 | 15 | 18 | 22 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43 | 49 | 54 | 58 |
- ドライバー:M4
- フェアウェイウッド(3W・5W):M4
- ユーティリティ(4U):M4
- アイアン(5I~SW):M4
- ウエッジ(58):単品ウェッジ
アイアンのセットウェッジはソール幅が広く優しいのでSWまで揃えたいです。
SWが54度なのでバンカーや高い球のアプローチを打つ用に58度、60度といった単品ウェッジを入れるのもおすすめです。
シャフト | HS 35m/s~ | HS 40m/s~ | HS 45m/s~ |
Fujikura Atmos Red | |||
KBS MAX85 |
- 高弾道で飛ぶ
- 寛容性が高くスイートスポットが広い
- ミスショットを助けてくれる
- つかまりが良い
- 価格が安い
- スピン量が少ない
- フェードボールが打ちにくい
2018年モデルでも高弾道で飛び、寛容性・直進性が高く、価格もSIM2 MAX、ステルスと比べて安くコスパが良いアイアンです。
操作性を気にしなければどんな方にも合うアイアンに仕上がっています。
低重心設計なので払い打ちでも安定した飛距離、高弾道が期待できます。
これからゴルフを始める初心者の方や、飛距離が少し落ちてきた中級者の方に是非一度手にとって試してみてほしいクラブです。
アイアンショットのミスをカバーしてくれるので、安定したプレーでゴルフを楽しむことができますよ。