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SIMグローレアイアンのスペック・試打評価・選び方|寛容性抜群

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今回は2020年10月発売のテーラーメイドSIMグローレアイアンの紹介をしていきます。

SIMグローレはMグローレから約2年ぶりの新作で、SIMシリーズのテクノロジーが搭載されたアイアンとなっています。

結論、飛距離性能・寛容性共に高く、初心者~中級者ゴルファーにおすすめのアイアンでした。飛距離が落ちてきたゴルファーにもおすすめです。

SIMグローレアイアンのスペック・試打・評価結果を見て参考にしてみてください。

SIMグローレアイアンのスペック

詳細情報

Air Speeder
TM
N.S.PRO
790GH
N.S.PRO
950GH NEO
クラブ重量(g)※7I356(R)/360(SR)387405
シャフト重量(g)43(R)/47(SR)7498
硬さR/SRSS
調子先中先中
バランスD0/D01AW/)D2(SW)D1/D2(AW/)D3(SW)D2/D3(AW/)D4(SW)
トルク3.9(SR)/4.1(R)2.81.7
シャフトHS
35m/s~
HS
40m/s~
HS
45m/s~
Air Speeder
TM
N.S.PRO
790GH
N.S.PRO
950GH NEO
番手5I6I7I8I9IPWAWSW
ロフト角(°)21242731.536414754
ライ角(°)6161.56262.56363.563.563.5
長さ(インチ)38.537.87537.2536.7536.2535.7535.535.25

ロフト角設計はSIMMAXアイアンとSIMMAXOSアイアンのちょうど間となっています。

SIMMAXよりもう少し飛距離が欲しい方にピッタリのロフト設計ですね。

モデル3I4I5I6I7I8I9IPWAWSW
P7MB2124273135394347
P7MC20232630343842.547
P790(2021)192123.526.530.5354045
P770(2020)19.522.525.529333741.546
ステルス2124283237434954
SIM2MAX21.52528.532.53843.54954
SIM2MAXOS1922.525.530.535.5414753
SIMMAX1921.52528.532.538434954
SIMMAXOS171922.52630.535.5414753
SIMグローレ21242731.536414754
M61921.52528.5333843.54954
M421.52528.5333843.54954

シャフトはカーボンのAir Speeder TM、スチールのN.S.PRO 790GH、N.S.PRO 950GH NEO、の3本がラインナップされています。

カーボン、スチール共にシャフトが軽いので、ヘッドスピードが上がりやすくより飛距離を出すことができます。

力がある方やヘッドスピードが速い方には物足りないシャフトラインナップかもしれませんね。

N.S.PRO 950GH NEO以外のシャフトは軽くて振りやすいので、ヘッドスピードが遅くなってきたゴルファーやご年配の方におすすめです。

N.S.PRO 950GH NEOは軽硬シャフトなので、一般ゴルファーの方はこちらをおすすめします。

グリップはラムキンのST BK(バックライン有)が標準設定されています。

テクノロジー

スピードブリッジHT

ヒールとトゥの2カ所にスピードブリッジを設置することで、ボールへの伝道効率を上げスイートスポットを拡大し、安定したボールスピードを実現しています。

L型ICTフォージドフェース

リーディングエッジまでフェースの厚さを薄くする肉薄化をして、高い直進性を実現しています。

低重心化

ワイドソールとヘッド内部に49g(例:7I)のタングステンウェイトを配置することで低重心化を実現し、高弾道を可能としています。

貫通型スピードポケット

テーラーメイドといったらこの貫通型スピードポケット。貫通型スピードポケットによりフェース下部の反発力を増やすことができます。

ポケットキャビティの特徴

ポケットキャディアイアンは、ヘッドが大きくソール幅も広く設計されているので、ボールに当てやすくダフリにも強い初心者向きの形状です。

フェースの裏側を削りポケットのような形になっているのが特徴。

ソール幅が広いので寛容性も高く、アマチュアゴルファーに多い払い打ちでも安定した飛距離・弾道が期待できます。

ゴルフ初心者の方や飛距離が落ちてきた方におすすめの形状です。

ソール幅は広い

ソール幅寛容性ダフリ抜け
狭い
少し広い
広い

SIMグローレアイアンのソール幅は広く、ダフリやトップ等のミスショットに強いアイアンです。

スイートスポットも広くボールも上がりやすいので、初心者~中級者の方におすすめの形状となっています。

トップブレードは厚い

トップブレード寛容性操作性構えやすさ
薄い
少し厚い
厚い

SIMグローレアイアンのトップブレードは厚いので、構えた時に安心感がありやさしく感じます。

飛距離性能と直進性が高く、打点が少しズレても安定した弾道で飛んでくれるので寛容性が高いです。

グースネック

ネックつかまり直進性操作性
ストレート
グース
フェース
プログレッション
つかまり操作性弾道の高さ
大きい
小さい
  • フェースプログレッション:シャフトの中心線からクラブのリーディングエッジまでの長さ

SIMグローレアイアンはグースネックでフェースプログレッションも小さいので、つかまりが良いアイアンとなっています。

つかまりが良いので、スライス改善にもなり直進性が高いです。

ストレートネックと比べ操作性は劣りますが、高弾道で直進性の高いボールを打つことができます。

飛距離の目安

番手5I6I7I8I9IPWAWSW
ロフト角21242731.536414754
260ヤード
HS46m/s
198y189y180y167y153y138y120y99y
240ヤード
HS43m/s
185y176y168y155y141y126y108y87y
220ヤード
HS40m/s
173y164y156y143y129y114y96y75y
200ヤード
HS37m/s
159y152y144y131y117y102y84y63y

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

飛距離はキャリー計算で、ご自身のヘッドスピードに合った欄の飛距離を想定飛距離の目安としてください。

ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々のスイングや技量、使用ボールによって変動します。

SIMグローレアイアンの試打評価

試打条件
飛距離性能5.0点
ミスへの寛容性5.0点
操作性2.0点
打ちやすさ
(抜けの良さ)
4.0点
上がりやすさ5.0点
つかまりの良さ5.0点
構えやすさ3.5点
打感3.5点

飛距離性能【5.0】

ヘッドスピード43.3m/s
ボールスピード56.2m/s
飛距離(キャリー)191ヤード
ミート率1.29

ストロングロフトと高初速技術により、楽に飛距離が出ます。

番手以上に飛ばすことができ、弾道も高く、キャリーできちんと飛んでくれます。

ミスへの寛容性【5.0】

スイートスポットが広いので上下左右の打点のズレにも強く寛容性は高いです。

ソール幅も広いのでダフリにも強いアイアンとなっています。

芯を外したときの飛距離ロスや方向性のブレが少ないので、初心者ゴルファーの方でも安定したショットを打ちやすいです。

操作性【2.0】

ボールをドロー、フェードと打ち分けるのは難しいです。

ヘッドが大きく、グースネック形状のため、意図的にボールを曲げるような操作性は高くありません。

オートマチックに真っ直ぐ飛ばすことに特化しているアイアンです。

打ちやすさ(抜けの良さ)【4.0】

ソールは厚めですが、ダフリのミスに強く、思っていた以上に抜け感が良いです。

上がりやすさ【5.0】

ストロングロフトですが、低重心設計により、ボールが非常に上がりやすいです。

ロフト以上の高さで飛んでくれます。

つかまりの良さ【5.0】

ドローバイアス設計の効果が大きく、自然にボールがつかまります。

スライスに悩んでいるゴルファーには非常に効果的です。

構えやすさ【3.5】

グースネックでトップブレードも厚みがあるので、構えた時に安心感があり構えやすいです。

マッスルバックのようなシャープな顔が好きな方には合わないかもしれません。

打感【3.5】

弾き感がありながらも、比較的柔らかさも感じられる打感です。

SIMグローレアイアンの評価【4.5/5.0】

総合評価4.5点

飛距離性能、寛容性、上がりやすさ、つかまりの良さのレベルが高く、楽にゴルフを楽しみたい、スコアアップを目指したいアマチュアゴルファーにとって、非常に頼りになるアイアンに仕上がってました。

操作性を求めるゴルファーには少し物足りないかもしれませんが、スコアメイクを重視する多くのアマチュアゴルファーにとっては、大きな武器になります。

合う人・合わない人

合う人
合わない人

初心者・中級者・上級者毎のおすすめ度

  • 初心者 ):非常にやさしく、ミスに強く、ボールも上がりやすいため、ゴルフを始めたばかりの方に最適です。楽に飛距離が出るので、ゴルフの楽しさを実感しやすいでしょう。最初のアイアンセットとしてもおすすめです。
  • 中級者 ):飛距離不足やスライスといった弱点を補い、安定したショットをサポートしてくれます。スコアアップに直結する性能を持っています。
  • 上級者 ):より繊細なコントロールを求める上級者には不向きです。ヘッドの大きさやグースネックも、上級者にとっては扱いにくさを感じるかもしれません。

SIMグローレアイアンの選び方

スチール・カーボン

アイアンのシャフトには、大きく分けて「スチール」「カーボン」の2種類があります。

それぞれの素材には特徴があり、ゴルファーのスイングやパワー、求めることによって合う・合わないが変わってきます。

一般的にはアイアンはスチールという印象が強いですが、最近ではプロでもアイアンにカーボンシャフトを使う選手がいたり、重めでしっかりしたアイアン用カーボンシャフトも増えています。

可能であれば、実際にゴルフショップなどで両方のシャフトを試打してみて、振りやすさや打感、ボールの飛び方などを比較してみるのがおすすめです

素材スチールカーボン
重さ重い軽い
しなりしなりにくいしなりやすい
振動伝わりやすい伝わりにくい
トルク小さい大きい
飛距離出にくい出やすい
コントロール方向性高い方向性低い
体への負担大きい小さい
価格安価高価

スチールシャフトのメリット・デメリット

<スチールシャフトのメリット>

  • コントロール性能が高い(方向性が安定しやすい)
  • トルクが小さいので、インパクトでヘッドがブレにくい
  • シャープな打感が得られる
  • カーボンと比べると価格が比較的安い

<スチールシャフトのデメリット>

  • 重いので、ある程度のパワーが必要
  • しなりが少ないので、ヘッドスピードを上げにくい(飛距離が出にくい傾向)
  • 振動が伝わりやすく、体への負担が大きい場合がある

<こんな人におすすめ>

  • パワーに自信がある人
  • 飛距離よりも方向性やコントロールを重視する人
  • しっかりとした(シャープな)打感が好きな人
  • クラブの重さを感じて安定したスイングをしたい人
  • 予算を抑えたい人

カーボンシャフトのメリット・デメリット

<カーボンシャフトのメリット>

  • 軽いので、ヘッドスピードを上げやすい(飛距離が出やすい)
  • シャフトのしなりを活かして飛ばせる
  • 振動吸収性が高く、体への負担が少ない(マイルドな打感)
  • 設計自由度が高く、様々な特性のシャフトがある

<カーボンシャフトのデメリット>

  • 軽いので、スイングが不安定になることがある(特にパワーがある人)
  • トルクが大きいモデルだと、ボールが左右に散らばりやすいことがある
  • 価格が比較的高い

<こんな人におすすめ>

  • パワーに自信がない人、楽に振りたい人
  • 飛距離を伸ばしたい人
  • 体への負担を減らしたい人(シニア、女性、肘や手首に不安がある人)
  • マイルドな打感が好きな人
  • ドライバーやウッドの流れに合わせてアイアンも軽くしたい人

クラブ重量(シャフト重量)

ゴルフクラブのセッティングで重要になってくるのがクラブの重量フローです。基本的な選び方として以下の表を参考にしてください。

推奨HSドライバーFWUTアイアンウェッジ
~35m/s40g~40g~50g60g~75g~75g~85g
35m/s~45g~45g~50g65g~80g~80g~90g
40m/s~50g~50g~60g70g~90g~90g~100g
45m/s~60g~60g~70g80g~100g~100g~110g
50m/s~70g~70g~80g90g~110g~110g~120g

※表のヘッドスピードはドライバーを振った時のヘッドスピードです

ドライバーが一番軽く、フェアウェイウッド→ユーティリティ→アイアン→ウェッジと重くなるセッティングが理想です。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、90g~100g前後のシャフトが基準となります。

クラブの硬さ(シャフトの硬さ)

クラブの硬さは重量で選ぶと選びやすいです。

  • HS35m/s~:シャフト重量80g~90gに近いシャフトの硬さ
  • HS40m/s~:シャフト重量90g~100gに近いシャフトの硬さ
  • HS45m/s~:シャフト重量100g~に近いシャフトの硬さ

自身のヘッドスピードを計測→重量→硬さを選ぶような流れで決めていきましょう。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピード(42m/s前後)であれば、R~Sのシャフトの硬さが基準となります。

トルク

トルクはクラブの「ねじれ」を意味しており、値が大きいほどねじれやすく、値が小さいほどねじれにくいシャフトとなります。

トルクが大きいクラブはクラブのフェースターンが増えて自然とボールがつかまりやすくなるので、初心者の方やスライスに悩んでいる方におすすめです。

一方、トルクが小さいクラブはフェースターンが少ないので、ドローやスライスなど球筋を打ち分けたい方、ヘッドスピードが速い方などのハードヒッターにおすすめです。

トルクHSトップ
のタメ
つかまりフック改善スライス改善操作性
2.5~(大)40m/s~
2.0~2.5(中)43m/s~
1.5~1.9(小)46m/s~

クラブの調子・バランス

シャフトの調子(キックポイント)は大きく分けて先調子・中調子・元調子の3種類あります。

つかまりが良く飛距離が欲しい方は先調子、操作性が欲しい方は元調子、平均的な機能が欲しい方は中調子がおすすめです。

また、スライスに悩んでいる方(右方向へのミス)は先調子、ドローに悩んでいる方(左方向へのミス)は元調子といった選び方もあります。

  • 先調子:インパクト時にヘッドが走るので球がつかまり高弾道でキャリーが出やすい
  • 中調子:先調子と元調子の中間性能。安定感があり万人向けの万能調子
  • 元調子:スイングの切り返し時にタメが作りやすく、インパクト時にヘッドのしなりが少ないので操作性が高い
調子キック
ポイント
つかまり弾道の高さキャリーラン操作性
先調子先端
中調子中央
元調子手元

バランスは、クラブをスイングをした際のヘッドの重さの感じ方を数値化したものです。

C5C4C3C2C1D0D1D2D3D4D5

C5がスイングした時に一番軽く、D5が一番重く感じます。各クラブのバランスがバラバラだと振り心地が異なるので、理想はドライバーからアイアンまで同じバランス値にすることです。

バランスが軽いほど重く感じないのでスイングを速くできる一方、スイングがゆっくりの方はクラブの重さを感じにくいのでスイングしづらくなることもあります。また、軽いと手打ちになりやすい弊害もあるので軽すぎるのも注意が必要です。

  • 体力とのマッチング:バランスが重すぎると、スイング中にクラブを持て余したり、振り遅れたりする原因になるので、自分の体力に合ったバランスを選ぶことが大切です
  • スイングタイプとの相性: ヘッドを大きく使って飛ばしたいタイプか、コンパクトにコントロールしたいタイプかによって、合うバランスが異なる場合があります
  • フィーリング:数値だけでなく、実際にクラブを振ってみて、フィーリングが良いと感じるバランスを選ぶことが最も重要です
  • クラブの長さと重さ:長いクラブはヘッドが軽くてもバランスが出やすく、短いクラブはヘッドを重くしないとバランスが出にくい傾向があるので、クラブの長さや総重量との兼ね合いも考慮しましょう
  • カスタムフィッティング:可能であればゴルフショップの専門家やフィッターに相談し、自分のスイングや体力に合ったバランスを計測してもらうのが最も確実な方法です

アマチュアゴルファーにとって「おすすめのバランス」は、個々の条件によって異なります。

一般的な目安となるC8〜D2程度から試してみて、実際に振ってみたフィーリングを重視して選ぶことが大切です。

SIMグローレアイアンのまとめ

総合評価4.5点

SIMMAXアイアン、SIMMAXOSアイアンとはまた違う良さがあるアイアンでした。

平均→SIMMAXアイアン、飛距離→SIMMAXOSアイアン、寛容性→SIMグローレといった感じです。

飛距離も欲しいけどミスへの寛容性も欲しいというゴルファーにはピッタリのアイアンですね。

SIMグローレアイアンを使うと、楽しくラクにゴルフをエンジョイすることができます。

価格は少し高めですが、所有感と満足度を満たしてくれるおすすめのアイアンです。

試打できる機会があれば是非試してみてください。

【参考】テーラーメイドの記事一覧

ドライバー

アイアン